5月22日(水)~24日(金)まで、グランメッセ熊本において開催された「第2回農業畜産の展示会 J AGRI KYUSHU(ジェイアグリ九州、 旧称:九州 農業Week)」 を訪問。 会場であるグランメッセ熊本を管理・運営する指定管理者・熊本産業文化振興(株)の入杉 三久 代表取締役とJ AGRIの主催者であるRX Japan(株)の田中 岳志 代表取締役社長から、展示会の地方開催の意義、開催の可能性などについてお話をうかがった。
(一社)日本展示会協会 会長 堀 正 人
展示会の開催により、開催地において高い経済効果やビジネス機会やイノベーションの創出、関係人口の増加等が期待される。
また、コロナ後には、リアルにビジネスマッチングの場である展示会の価値がさらに見直され高く評価された。コロナ期間中は、特に地方の展示会への来場が困難であったため、コロナ後は主催者には地方での開催の興味や可能性がより広がっている。
毎年5月、グランメッセ熊本に2万名の農家、
農業法人が来場展示会開催による地域経済への影響は甚大
グランメッセ熊本の入杉社長は、「JAGRI KYUSHU開催により生み出される主催者、来場者、出展者による交通、飲食、宿泊などの支出は、地元・熊本に大きな経済効果をもたらしています。また、平日に開催される産業展示会は、休日型の観光にはない人流をもたらし、交流人口の平準化にもつながっています」とコメント。
ここ熊本でしかできない展示会、熊本だからできる産業展示会がある
「第2 回農業畜産の展示会 J AGRIKYUSHU」を主催するRX社の田中社長曰く、「毎年開催する産業展示会は、その産業を支え育成するビジネスプラットフォーム。この『J AGRI KYUSHU』は、有能かつ意欲ある若者に向けて高付加価値農業をアピールする機会でもあり、農業後継者を考える場としても注目されています。まさに、『全国の有数の農業県である熊本』だからこそ開催ができる展示会です。さらに九州の中心でありアジアのゲートウェイでもある熊本には、今後、海外からの来場者や出展者の拡大にも期待しています」とコメント。