月刊「MICEJAPAN」

2023年2月
知が集う、響き合うMICE都市「 八王子」

記事一覧に戻る

2302_03l.jpg

産学官民をワンチームに
都心から西へ約40km、新宿から電車で最短約35分の距離にありながら、日本遺産の構成文化財に認定された高尾山をはじめ、豊かな自然に囲まれた「水と森のゲートシティ」八王子市には、縄文時代からの史跡や各時代の足跡を残す神社仏閣、城館などが点在。また近代産業の勃興期には「織物のまち」として栄え、市制100周年(2017年)を迎えた現在は、次の100年に向けて、新たな産業基盤の模索と構築の一歩を踏み出す産業都市でもある。そして、市内・近隣に25校の大学・短大・高専が立地し、約11万人の学生が学ぶ八王子市は全国有数の学園都市として知られ、「大学等と地域がともに発展するまちづくり」を行っている。2009年には、「大学コンソーシアム八王子」が設立され、地域特性を活かして大学・市民・経済団体・企業・行政などの連携・協働により、さらに魅力的な学園都市づくりが推進されている。

さらに東京都から多摩ビジネスイベンツ重点支援エリアに指定された八王子市には、都心からのアクセスに加え、東京たま未来メッセ(東京都立多摩産業交流センター)をはじめ多様なMICE施設を擁し、自然を含む豊富な地域資源を生かしたユニークベニューやアクティビティ、そして都市づくりへの取
組み、何より高いシビックプライドを持つ市民を含めたチーム八王子のサポートと多様な実績を背景に、イノベーションにより未来をつむぐ「MICE都市」としても注目されている。

日本遺産「 高尾山」 でユニーク・エクスペリエンス
東京唯一の日本遺産「高尾山」は、ケーブルカーやリフトが備わり豊かな自然を楽しめる多様なハイキングコースが人気で、年間約300万人と言われる観光客を迎える。ちなみに「日本遺産」は、地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを文化庁が認定するもので、養蚕や織物
で発展してきた八王子の歴史を高尾山とのつながりによって、過去から現在、そして未来へと紡いでいくストーリー「霊気満山 高尾山 ~人々の祈りが紡ぐ桑都物語~」が東京唯一の日本遺産に認定されている。ストーリーに欠かせない構成文化財は高尾山のみならず、八王子城跡、滝山城跡、八王子車人形、八王子まつりなど、29件。

この高尾山への玄関口となる高尾山口駅は、隈研吾氏がデザイン。内外装に杉材を使い、日本古来の多様な木組みを用いて高尾山の魅力を表現され、大きく張り出した屋根が訪問者の期待を表すようだ。駅の目の前にあるタカオネは、登山やハイキングはもちろん、高尾山麓を徹底的に遊び尽くすための宿泊機能を備えた「高尾活動サポート施設」。八王子産の食材を使ったメニューも楽しめるカフェ&ダイニング「KITCHEN」から続く屋外の「NAKANIWA」では、薪を割り、火をおこし、星空の元で焚火やBBQが楽しめ、ホールやラウンジなどのイベントスペース、デッキチェアやテーブルも備わる屋上では目の前に広がる高尾山を一望できるほか、さまざまな体験メニューも用意されている。まさに参加者の思いをカタチに、体験をとっておきの思い出にして持ち帰ることができるタカオネは、MICEイベントのほか、テレワーク、ワーケーションにも利用したい。

記事の全文はこちらのPDFよりご覧いただけます。

 


▼ 続きは本誌でご覧ください。
購読申込み
株式会社 MICEジャパン
TEL:03-3261-7817
FAX:03-3261-7818
Mail:contact@micejapan.jp
住所:〒101-0003
東京都千代田区一ツ橋2-6-10
プレイアデ神保町302
MPI JAPAN CHAPTER 一般社団法人 日本展示会協会

PAGE TOP