月刊「MICEJAPAN」

2022年12月
IMEX America参加レポート

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展示会概要
IMEXは5月にドイツ・フランクフルト、10月にアメリカ・ラスベガスで開かれているMICEの国際展示会。幅広い分野とセクターから、ミーティングプランナー、学会協会の役職者、報奨旅行のバイヤー、社内イベントの専門家など、MICEにかかわるプロフェッショナルが集合する。IMEXアメリカは北米最大のホステッドバイヤープログラムを特徴とした事前アポイント制による商談中心の展示会で、2011年に始まり毎年規模を拡大してきたが、2020年は新型コロナウイルス感染症パンデミック下で開催断念を余儀なくされた。2021年は復活し、10周年を祝った。今回のIMEXアメリカの開催は11回目。会場をマンダレイベイでの開催は2回目で、ノースコンベンションセンターおよび多くの会議室が使われた。

今回もSITEナイト、MPIランデブー、ICCA会員向け年次ミーティングなど、MICEにおける主要国際団体がパートナーとしてイベントを開発し、IMEXアメリカ開催期間中に持ち込んで展示会を盛り立てており、これらをお目当てにIMEXに参加する関係者も多い。

IMEX CEO Carina Bauer氏によれば、今回のグローバルバイヤーの3/4が100万ドル以上の年間予算を持ち、そのうち39%は500万ドル以上の支出力を持って来場していた。またMICE案件のRFP(提案依頼書)は、長いもので2028年まであったとのこと。

日本からはJNTOが単独ブースを構え、東京都が事業者と共同出展し大きな区画でプレゼンスを出した。ちょうどIMEXアメリカ開催中の10月11日から日本の入国制限が大幅に緩和するというニュースも入り、MICEデスティネーションとしての関心は高く商談も盛況だった模様。

なお展示会場ではコロナ検査のブースがあり、参加者はその場で検査を受けられる準備が整えられていた。(無料)

IMEXアメリカの教育セミナー
IMEXアメリカでは、200以上の教育イベント(セミナー等)が用意されており、スマート・マンデイ、アソシエーション・フォーカスなどが開催された。展示会前日の月曜日に開催されているスマート・マンデイは、MPIが主催。基調講演は、展示会のキックオフとなっている。各種セミナーのトピックはモチベーションや組織論、サステナビリティについてなどさまざまであったが、そのひとつで筆者が参加したASAEのセミナー「アソシエーション・リーダーシップ・フォーラム」を以下に紹介する。

ASAEは会員数22,000人以上を誇る世界最大のアソシエーション(協会)経営の教育機関7,400以上のアソシエーションに所属する42,000人以上の会員は、協会CEO、スタッフ専門家、業界パートナー、コンサルタント等の専門職。共通の課題を取り上げてセミナー等を開催しており、この日のテーマは「Taking Care of Community(地域社会への配慮)」。ちょうどその日は世界メンタルヘルスデー(10月10日)でもあった。

 


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