
地域間競争が激化する中、コンベンション・ビューローには、地域の魅力・価値を磨くだけでなく、全国で知見を共有し、日本全体のMICE競争力を高めることも求められる。
このような中、7月16日、17日、富山国際会議場で開催されたJCCBコンベンション・ビューロー部会には、全国の自治体やコンベンション・ビューロー53団体(会員)82名が集い、国際会議誘致の最新事例や地域資源を活かしたMICE戦略、次世代部会によるSNS活用提案等について議論を交わしたほか、2日目には富山ならではの地域資源を体感する視察を実施。学びと交流を通じて、自地域のMICEを見つめ直す2日間となった。本稿では、地域を超えて学び合い、日本のMICEの未来を共に創るJCCBの役割と、その価値を探る。
開会にあたり、中尾 優美子 部会長/(公財)仙台観光国際協会 MICE事業部 MICE推進課 担当課長は、「コンベンション・ビューロー部会は、全国の関係者が地域を越えて集い、経験や知見を共有しながら学び合う貴重な機会である」と挨拶。あわせて、富山ならではの特色を生かしたプログラムの実現に尽力した開催地関係者へ感謝を述べ、組織規模や地域特性の違いを越えて交流を深め、新たな気付きやヒントを持ち帰る機会となることへの期待を語った。
また開催地を代表し富山県の山下 章子 観光推進局長は、全国のコンベンション・ビューロー関係者への歓迎の意を表した。また本年9月に富山で開催される国際会議の大会委員長である小林先生による基調講演をはじめプログラムを通じ、豊かな自然や文化、「寿司」を生かしたブランディングなど、富山の多様な魅力に触れてほしいと呼びかけた。また参加者同士の交流を深め、そこで得た知見やつながりを、それぞれの地域における今後のMICE誘致や地域づくりに生かしてほしいと期待を寄せた。