
わが国のコンベンション発展と活性化を目的に活動する(一社)日本コングレス・コンベンション・ビューロー(JCCB)は6月23日(月)、東京都港区の品川プリンスホテルで「2025年度JCCB通常総会・意見交換会」を開催した。
総会冒頭でJCCB猪口 邦子 会長(上智大学名誉教授・参議院議員)は、「本日より、2025年度の新たなスタートになります。また、JCCBは今年で創立30周年という記念の年になります。この間、人材育成やコンベンションの発展を目的に、全国のコンベンションビューローが自治体と観光関連事業者の皆様と共に歩んでまいりました。この30年の歩みは会員の皆様のご尽力、そして知恵を持ち寄ってのご支援の賜であり、大変ありがたく思っております。
世界では戦争をしている国もあります。平和のためにはコンベンション産業の力も必要な時代です。人と人がコンベンションの場で意見交換し、そこで大きなうねりを作って、平和のために貢献していく、そのような流れを実現していきたいと思っております。その意味でも、リアルな形での具体的な経験と出会いをもたらすコンベンションの役割、MICEの役割は重要だと思います。
気候変動によるエクスティンクション(extinction)のような話題が出る時代において、体験する、経験する、そのような国際的な出会いがどれだけの価値を生むかを考えますと、今の時代におけるMICE事業の重要性とその使命を改めて考え直す必要があると感じています。MICEは技術的にもいろいろと変化し、進化しています。様々な技術革新とサステナブルな考えを取り入れながらコンベンションを開催することも大切です。
産官学のご意見は勿論ですが、これからは次世代を担う次世代の方々の意見をわれわれの運営に徹底的に取り込み、いろいろな機会創出や出会いの創出を行い、この業界で働きたいという、次世代の人たちの希望を受け止めることができるような、大きな力を持った協会でありたいと思っています。
私もJCCB創設に関わったひとりですが、この30年を振り返りますと、設立当時に正式な統計があったかどうかは分かりませんが、国際会議の件数で日本は世界50位ぐらいだったんです。それが、昨年ICCAが発表した統計では、日本は世界で7位となっています。これはJNTO様のご努力のお陰ですが、国として総力を挙げ、民間とタイアップしてきた結果だと思っております。
このままわれわれが世界の中でリードを継続して行くためにも、横断的な交流の場、そしてMICE業界の発展を目的に、常に進化する柔軟で積極的でスピーディーな展開をするJCCBの活動を今後も心がけていきたいと思います。そして、会員の皆様をはじめ、JNTO様、観光庁様などと一緒になって交流を活発化させていくという決意をここで改めてさせていただきます」と挨拶した。