月刊「MICEJAPAN」

2024年2月号
Sandsがマカオで MICE・メガ・FAMを開催(下)

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マカオ政府の新発展モデル
「マカオ」といえば、450年以上にわたり古今東西が交差するユニークな文化が魅力の屈指の観光都市であり、観光・カジノ産業はGDPの約5割(2019年)を占める主力産業である。観光都市としてのマカオは2005年にマカオ歴史地区がユネスコの世界遺産に登録され、続いて2018年にはユネスコ食文化創造都市(UNESCO Creative City of Gastronomy)の認定を受けるなど、持続可能な観光地として進化を続け、さらにワールドクラスのホテル、会議場・展示場、宴会場、ダイニング、ショッピング、ウェルネス、エンタテイメントが一つ屋根の下にそろう統合型リゾートの進出がマカオの魅力を拡大。またマカオグランプリ、世界観光経済フォーラムをはじめ数々の世界的イベントの開催地としても知られる。

しかし今、マカオ特別行政区政府は観光と関連産業が経済の適切な多角化をめざし、新たな発展モデル「1+4」を展開している。これは観光・レジャー産業の多角的発展に加え、健康とウェルネス、金融サービス、革新的技術、展示会・コンベンション、商業・貿易、文化・スポーツといった新興産業の発展促進に重点を置くもの。

「観光+」では、 観光と関連産業を活用して多様化と発展の相乗効果を生み出すことを目的に、「観光+コンベンション・展示会」、「観光+クリエイティブ・文化産業」、「観光+健康・ウェルネス」、「観光+スポーツ」などの分野横断的な統合を推進している。

この新たな発展モデルの一環として、マカオの6つの統合型リゾート(ゲーミング・コンセッション)は、マカオ政府より経済の持続可能で多角的な発展を促進するより大きな役割を期待されている。これを受け、今後数年間、ノンゲーミングの提供を強化するという政府の方針に従い、6つの統合型リゾート事業者は合計1,188億マカオパタカ(2兆1,808億2,348万円/ 1マカオパカタ:18.36円換算)の投資を予定。うちの90%以上の1,087億マカオパタカ(1兆9,954億1 ,677万)が、海外顧客市場の開拓とノンゲーミングプロジェクト(分野:コンベンション・展示会、エンターテインメント、スポーツイベント、芸術・文化、ヘルスツーリズム、テーマ型アトラクション、美食、コミュニティツーリズム、海洋観光など)の開発に投入される計画だ。

 


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