月刊「MICEJAPAN」

2024年3月号
国際会議誘致・開催の ベストプラクティスを 顕彰「国際会議誘致・ 開催貢献賞」

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日本政府観光局(JNTO)では、毎年、誘致活動や開催時における地域への貢献等の好事例となる国際会議に対し「国際会議誘致・開催貢献賞」を選定。16年目となる2023年度の表彰式を、2月15日(木)、東京国際フォーラムで開催された「IME2024」会場内特設ステージで執り行った。

冒頭、JNTOの蒲生篤実理事長は、「長年にわたる国際会議の誘致開催に係る活動への多大な尽力、多くの学会や国内および国際本部の方々、開催地の関係者との連携によって成し遂げられた功績に心より敬意を表したい」と挨拶。表彰対象の2022年度を振り返り、人と人が集い、新たな価値を創造する国際会議の意義をフルに発揮できる状況が戻った現在への喜びを言葉にした。さらに「受賞会議はハイブリット開催のノウハウ活用、レガシー創出への寄与、地域への貢献、若手研究者の参加支援、ジェンダーバランスへの配慮など、SDGs対応にも優れた取り組みが高く評価された」と続け、「これからの国際会議の誘致・開催のベストプラクティスとなる事例として周知を図り、国際会議誘致・開催のさらなる後押しとなることを願う」と述べた。来賓を代表して登壇した観光庁の星野光明国際観光部長は、愛媛県松山市(誘致の部)と福島県郡山市(開催の部)で開催された会議の初受賞に触れ、地方都市における模範として全国的な取り組みの盛り上がりに期待を寄せた。あわせて「次年度は予算を大幅に拡充し、全力で後押しをしていきたい」と述べた。

表彰式では、受賞者を代表して「第16回アジア・オセアニア耳鼻咽喉科・頭頸部外科会議」を誘致した(一社)日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会から山岨達也氏(東京逓信病院長)と「国際青年原子力会議 2022」を開催した(一社)日本原子力学会若手連絡会の川合康太氏が挨拶。山岨氏は、「国際会議の誘致には、時間がかかり、多くの関係者の協力、戦略が必要」とこれまでの活動を振り返り、同会議の投票の模様も明かされた。また「後進国に対して講演・レクチャーを行うなど、日本の世界への貢献を強くアピールすることが重要」としながらも、「投票では、東南アジアの方々は、東南アジアに協力する。だからこそ、常に関係者との良好な信頼関係を築くこと、また、世界への貢献活動を続けることが重要である」と述べた。

 


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