月刊「MICEJAPAN」

2024年1月号
名古屋から日本、そして世界の未来を創造 多くの利用者、市民と共に新たなステージへ!

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半世紀にわたる貢献を未来へ
地域社会、世界産業への貢献

━━ ポートメッセなごや開業50周年、おめでとうございます。まず松雄副市長に、ポートメッセなごや50年の歩みについてお聞かせいただきたいと思います。

松雄 ここ名古屋は、製造業の一大集積地である中部圏の中枢都市であるとともに、日本の地理の中心であり新幹線や高速道路による交通アクセスも抜群です。そのような立地の中、ポートメッセなごやは、「産業の振興及び国際経済交流の促進並びに市民福祉の向上に資する」ことを目的として、1973年に開業いたしました。開業以来、半世紀にわたり、地域社会への貢献や中部圏、日本、ひいては世界の産業の発展に大きく寄与してきました。

そんなポートメッセなごやの歩みですが、高度経済成長期だった当時、見本市・展示会は大型化し、また、国際経済交流の活発化に伴って海外諸国参加の見本市・展示会が増加しつつある中で、東京・大阪の見本市会場に匹敵する大規模展示場を、中部圏の中枢都市である名古屋市へ建設することの要請が高まりました。それを受け、1969年、市制施行80周年の年に建設計画がスタートし、1973年にドーム型の旧第1展示館が竣工。こけら落としとして、「優良木工機械見本市(現:日本木工機械展)」が開催されました。名古屋は江戸時代から続く古くからの木材流通の拠点であり、現在、木材加工機械の展示会の日本で唯一の会場として当施設をご利用いただいていることは、地域産業への貢献の機会を与えていただいているという意味で大変光栄なことです。

その後、戦後最長と言われる第1次オイルショックによる不況の時期が続く中で、1977年に開催された「中華人民共和国展覧会」の成功により知名度が上昇し、経済回復とともに利用者も年々増加いたしまして、展示会、大規模集会、コンサートなど、数多くの催事が開催されました。

1987年には、最低1,000小間は必要とされる国際規模の見本市の増加や見本市・展示会と併催の会議、セミナー、レセプションなどの多目的利用に対するニーズの高まりに応えるべく、第2展示館及びイベント館を開館しました。こけら落としとしては「メカトロテック・ジャパン'87」が開催され、5日間で17万人を超える入場者を記録しました。現在でも「メカトロテック・ジャパン」は当施設をご利用いただいており、製造業の集積地である当地区において、最先端の金属加工の技術が集まる展示会とともに成長しながら今日を迎えられたことは施設として大変幸せなことだと思います。

 


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