月刊「MICEJAPAN」

2023年11月号
学都・仙台ならではのホスピタリティ 「仙台コンベンション学生サポーター」

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「仙台コンベンション学生サポーター」を立ち上げたのは、2010年9月に仙台で開催された「日本APEC第3回高級実務者会合」がきっかけでした。仙台コンベンションビューローでは、以前から、会議支援の一環として会議会場に、インフォメーションデスクを設置しており、その運営の手伝いを既存のボランティアグループに依頼していました。しかしこの会合では、相当数のボランティア派遣の希望があり、これに応えるためには、これまでの対応だけでは人数の確保が難しかったこと、また、当協会としても、ボランティアを組織する必要性を感じていたことから、学都・仙台らしく学生に特化した、仙台独自のボランティア組織を立ち上げることとしました。

仙台で開催される国際会議に、学生ボランティアを派遣することによって、仙台のホスピタリティを示し、より充実したコンベンション開催をめざしました。また、学生に国際交流を始めさまざまな体験を積んでもらうことにより、将来的に学都・仙台への貢献も期待しました。

APEC会合の際は、定員50人に対して60人を超える応募があり、応募した学生全員に携わってもらいました。その後、コロナ禍の2年間を除いて、毎年春に新規ボランティアを募集し現在に至っています。今年も40人を超える応募がありました。

2015年3月に開催をいただきました「 第3回国連防災世界会議」の際には、さらに多くのボランティアが必要とされました。そこで受入れ事務局と協力をしながら、学生・社会人にこだわらず新たなボランティアを募集しました。結果546人の応募があり、最終的に320人(延べ1,036人)の方にお手伝いいただきました。せっかく集まっていただいたボランティアさん達を一回限りで解散させてしまうのは惜しいということから、希望者には、当ビューローへ登録をいただき、将来的に国際会議のお手伝いをお願いできる経験者グループを作りました。この方達が現在180人程度残っています。

現在は、学生サポーターとこの経験者グループの方達約240人と協力しながら、国際会議の支援を行っております。学生の方も、卒業時に希望すれば社会人グループに残ってもらっています。

今年度は、国際会議もたくさん開催されるようになり、1,000人以上の外国人参加があった大規模国際会議「 Intermag2023(」5月)など、すでに8件の国際会議に延べ115人のボランティアの方にご活躍をいただきました。

 


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