月刊「MICEJAPAN」

2023年11月号
ポートメッセなごや開業50周年 利用者に愛される施設をめざして

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ポートメッセなごや 館長
愛屋 博司 氏


━━ ポートメッセなごや、また名古屋市、グレーター名古屋の魅力やポテンシャルについてお聞かせください。

ポートメッセなごやの魅力はアクセスの良さ、そしてコンパクトに必要なものが揃い、さらに使い勝手が良いことで、ご利用者の満足度が高い施設であることです。

国内の他の大型施設と比較しても新幹線駅からのアクセスが抜群で、特に昨年10月にオープンした第1展示館とコンベンションセンターはあおなみ線「金城ふ頭駅」からデッキで繋がり、来場者の利便性がさらに向上しています。車でのアクセスも伊勢湾岸自動車道の名港中央ICが施設からすぐ近くにある
ことで使い勝手も抜群です。

我が国屈指の20,160㎡の無柱空間を持つ第1展示館をはじめ、第2展示館(6,576㎡)、第3展示館(13,500㎡)のほか、コンベンションセンターや交流センター、イベント館など大小さまざまなホールや会議室などが揃うポートメッセなごやはコンパクトながら高い機能性を有する施設を擁しており、しかも雨の日にも傘をささずに一回りできる周遊性を持った会場配置、さらに第1展示館のほか、すべての展示場に柱がない使い勝手の良さ。これらは、いずれもご利用者様の高い評価を得ています。

名古屋をはじめ地域の魅力はやはり、クルマや航空宇宙をはじめとする製造業の集積です。日本の産業を支え、世界市場をけん引してきた製造業のメッカ、産業都市という地域特性を生かし、ポートメッセなごやではこれまで数々の展示会が開催され、産業の発展に大きく寄与してきました。さらに独自の歴史・文化や日本の中心という地理的な魅力が、名古屋でのMICE開催、また参加のプレ・ポストに新たな価値を生み出しています。

━━ こうした施設・地域の魅力やポテンシャルを生かして、どのようなお取組みがなされていますか。

現在、ポートメッセなごや開業50周年記念事業として、ポートメッセなごやのDX化や利用者サービスの向上を目的に多様なチャレンジを実施しています。

その一つが「ポートメッセなごやAI DATA」です。今年2月、MICEイノベーション研究会との共催で開催した『IDEA PITCH CONTEST』で最優秀賞を獲得した提案事業を来年4月にサービス開始をめざしています。「ポートメッセなごやAI DATA」はAIビーコンを活用したスマホユーザー(来場者)の行動蓄積・解析・可視化ができ、蓄積データを活用した趣味や嗜好、目的に合わせたターゲットへの広告発信が可能です。例えばポートメッセなごやで開催する催事の事前告知やイベント情報、出展者製品などの案内、また来場者への施設情報や混雑情報などの案内を実現する画期的なサービスです。

 


▼ 続きは本誌でご覧ください。
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