インテックス大阪 運営共同企業体は、8月9日(水)、インテックス大阪で第6回となる「インテックス大阪 安全大会2023」を開催した。今回は主催者、運営会社、施工会社など、インテックス大阪を利用する関係者330人が参加。展示会における安全について、確認・共有する場となった。
大会に先立ち心肺蘇生法を学ぶ「救命講習 入門コース/大阪市住之江消防署」と「脚立の安全な使い方/長谷川工業(株)」の2つの講習が実施されたほか、(株)たまゆらによる即売会や(株)アクティオによるVR体験など過去最高となった協賛企業27社による出展エリアにも熱心な参加者が早くから訪れていた。大会は「施工管理」と「災害対応」の2部構成で展開され、恒例となった安全標語の表彰、安全宣言も行われた。
大会冒頭、主催者を代表して登壇した(一財)大阪国際経済振興センターの中村 一男 理事長は「イベントの開催状況がコロナ禍前に戻りつつある一方、人材不足が深刻化する中で、この安全大会は展示会にかかわるすべてのステークホルダー、そのお一人お一人に労働災害を起こさないために何をすべきかをご一考いただく場。今年は東京ビッグサイト、幕張メッセ、パシフィコ横浜の3施設にもご協賛をいただき、啓発ポスターの作成・掲出など会場間での連携にも取組んだ。インテックス大阪では、今後も安全大会の開催を通じ安全・安心の基盤を固め、展示会業界が持続可能な発展を遂げ新たなる飛躍のステージを迎えることを願っている」と挨拶。
続く第1部[施工管理]では、インテックス大阪 運営管理部の道中 寛文 氏が「施設ご利用時の安全管理について」では、安全管理責任者の選任と体制、主催者による現状の施工状況を理解・把握する安全パトロールを通じた自主的な現場の安全管理、2件の事故事例を紹介。
ミドリ安全(株)による「展示会場を想定した不安全行動のVR体験会」では、会場から募った3人がテールゲートリフター、脚立、フォークリフト使用時の事故をVRで体験。