月刊「MICEJAPAN」

2023年7月
台湾MICEの魅力に迫る 「MEET TAIWAN」がMICE開催を高次元に支援

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台湾の経済部国際貿易局は2009年よりMICE 産業の発展を積極的に推進するため、MICEブランドとして「MEETTAIWAN」というプログラムを制定し、国際MICEイベントの台湾への誘致に力を注いでいる。

台湾でのMICEイベント開催の強みとしては、斬新なデジタル・テクノロジーを導入したハードとソフト、専門的できめ細かい配慮ができるDMCとDMO、多様な文化交流とおもてなし、台湾ならではのサステナビリティ精神によるMICEイベントのサプライチェーン、SDGs 達成が可能なMICEディスティネーションとしての台湾の取り組み、そしてMICEイベントに連動する豊富な観光資源などがある。

驚きを与えるためのMICE開催にあたって「MEET TAIWAN」では、①目にするのは「造物主の筆によって生み出された壮大な大自然と、台湾文明の絢爛な軌跡」、②嗅ぐのは「自然によって醸し出される芳醇な香りと、探究心を誘う魅惑的な香り」、③味わうのは「味覚を刺激する絶品の料理と、長く受け継がれてきた文化の饗宴」、④耳にするのは「時を超えた多様性が奏でるアンサンブルと、時空を超えた積極的な対話」、⑤迎え入れるのは「世界各地から集まる最新の知識と、エリートたちとの交流で作る理想のネットワーク」、⑥切り開くのは「異業種との提携と、無限の可能性を持った商機」などをテーマに想像を上回るMICEイベントを提供していくとしている。

台湾は、1895年から1945年までの50年間にわたり日本に統治された歴史があり、統治時代に日本が建設した巨大な工場や倉庫、文化施設などが台湾国内には点在している。それらの場所が今では展示会場や会議施設、コンサート会場、パーティー会場など、MICEで利用できる施設に変貌を遂げている。今回はそれらの施設も含め取材した。

MICE施設 松山文創園区
かつての煙草工場だった敷地を利用して建設されたのが「松山文創園区(Songshan Cultural and Creative Park)」である。6.6ヘクタールの広大な敷地内には、1937年の日本統治時代に建てられた「台湾総統府専売局松山タバコ工場」の事務所棟や工場、倉庫、風呂場などをリニューアルした、展示スペースや会議などにも利用できるユーティリティスペースが数多く用意されている。

2001年に台北市政府により第99番目の「市の史跡」に指定されており、リニューアルにあたっては当時の資材にできるだけ近い材料を利用し、日本の初期モダニズム建築を継承する建造物を実現させている。台北101に近い信義エリアにある国父紀念館前という都会の真ん中にありながら、緑に囲まれた癒しの空間となっている。

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