ビジネスイベント実業家 金田 翔吾 氏
国内唯一のMICE専門メディアMICEジャパンにてキャリアをスタートし、タイ国政府コンベンション&エキシビションビューローの日本代表部を務めるなど、国内外のコンベンションビューローに対するデスティネーションマーケティングコンサルティングを多数経験。また観光庁グローバルMICE都市事業においては、世界有数のMICEコンサルティング企業であるGainingEdge社の日韓パートナーとして事業マネジメントを担当。
日本能率協会にて、アジア最大級の食の総合展示会FOODEX JAPANの事業統括や海外での展示会/カンファレンス主催を経験後、現在はPCMAやSITEといった国際MICE業界団体に所属し、事業会社/協会における主催事業及びデスティネーション向けのコンサルティング事業を展開している。
4月25日( 火)、グローバルMICE都市の若手・中堅リーダー数名が都内へ集い、グローバルMICE誘致における現場の課題や業界の未来に関して議論する会合(主催:Japan Leaders of Business Events( 仮))が実施された。誘致を牽引する現場のリーダー達はそこで何を語り、今後どのような動きを見せるのか、独占レポートでお届けする。
きっかけは「危機感」危機を機会に変えるために
この会合の仕掛け人は、MICEジャパンや国際的なMICEコンサルティング企業であるGainingEdgeに所属し、グローバルMICE都市事業の事務局を務めていた金田翔吾氏。
「MICE誘致におけるわが国の国際競争力強化に向けた解決策を議論し、現場レベルから声を上げ、業界を動かしたいと、グローバルMICE都市の有志に声をかけた」ことがきっかけだったという金田氏は、「グローバルMICE都市の中でも、特に誘致現場の最前線で業界を牽引されている方々とお話をしたところ、皆が他国に比べ誘致現場における停滞感を感じておられることがわかりました。そこで現場のリーダーがつながり、共通認識としてのこの危機感を声に変え、現場から業界へ働きかけ、業界の
危機をチャンスに変えていく行動の必要性に合意しました」と振り返る。