月刊「MICEJAPAN」

2023年5月
国際会議協会(ICCA)通信 国際会議市場の最新動向(2023年)

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国際会議協会(ICCA: International Congress and Convention Association)は、国際会議ビジネスに関わるMICE施設・行政/コンベンションビューロー・PCO / DMC・その他サプライヤーで構成される国際的な産業団体です。1963年にヨーロッパで発足して以来、MICEビジネスの成長ととも全世界に拡大しており、現在は約100ヵ国1,100団体が加盟しています。

コロナ禍の発生以降、国際会議・MICEのあり方は刻々と変化してきました。最新動向を把握するため、ICCAでは定期的に国際会議を主催する学協会(アソシエーション)幹部に対する市場調査を実施しています。今回は2023年の1月にヨーロッパ・アフリカ・アジアの学協会団体とともに実施したアンケート調査結果(有効解答数:177)について、その概要をご紹介します。

調査概要
今回のアンケート調査を実施するにあたり、ICCAが重点を置いたのは下記のような項目です。
1 . 学協会の経営戦略はどのように変化しているか
2 . 学協会が開催する国際会議はどのように変化しているか
3 . 国際会議をよりサステナブルに開催するために開催地・事業者に求めること
4 . 国際会議でDEIやレガシーを実現するために開催地・事業者に求めること
5 . 学協会の目標を達成するために開催地・事業者が貢献できること
調査にあたっては、European Society of Association Executives (ESAE)、African Society of Association Executives (AfSAE)、Asia-Pacific Federation of Association Organizations( APFAO)という3つの団体を通じて、それぞれの会員である学協会にアンケートを行いま
した。これまで2021年・2022年に同様の調査を実施しており、2023年の調査では177件の有効回答が得られました。

アフリカ 14.6%
アジアパシフィック 7.5%
ヨーロッパ 39.6%
ラテンアメリカ 3.8%
中東 0.5%
北米 13.2%
グローバル・複数地域 20.8%

開催方式の変化
2023年に開催する最大の国際会議について、その開催方式を尋ねたところ、半数以上が対面のみでの開催、ハイブリッドを加えると全体の9割近くが実地開催に戻っていることがわかりました。オンラインのみでの開催は全体の5%にまで縮小しています。

今回の調査ではハイブリッド形式を細分化して、実地参加できる会場の数や配置(1ヵ国または複数ヵ国)の比率についても調査していますが、ほとんどは単独会場でのハイブリッド開催となっています。

 


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