"MICE業界の再起動と活性化"をテーマに、「MICE EXPO in Kansai 2022」が2022年12月7日( 水) ~8日( 木) の2日間、インテックス大阪の2号館で開催された。主催はMICE EXPO in Kansai 2022 実行委員会((一財) 大阪国際経済振興センター、(一社) 日本展示会協会、(一社)日本ディスプレイ業団体連合会、(公財)大阪観光局)で、経済産業省、観光庁、大阪府、大阪市、(独) 日本貿易振興機構(ジェトロ)大阪本部、日本政府観光局(JNTO)などをはじめとする数多くの関連団体が後援した。会期中2日間の来場者合計は2,775人となった。
同展は、ポストコロナ時代のMICE開催における新たな技術やツール、運営手法が一堂に集結し、新時代を迎えて多様化するMICEの新しい形を提案する展示会で、業界の最新情報を発信するセミナーや話題のSDGsに関する特別企画も実施された。初日に行われた開会式で主催代表者らは次のように挨拶した。
大阪観光局 溝畑 宏 理事長
日本のMICEが世界に勝つ、という高い目標を設定し、欧米やアジアの国に負けないMICEを示すことが必要です。そのためにはハードソフトでの人材を作り上げなければならないと感じています。
MICEは人を呼び込むだけではなく、街づくり、都市・交通・観光・文化などすべての政策をひとつにまとめてそこに大きな技術を生み出し、都市のブランドを高めることが重要です。大阪という立場で言わせてもらうと、大阪万博2025は、世界から本格的に人を呼び込み、日本の魅力を発信する、そして日本のMICEをアピールする最高の機会です。大阪万博は大阪だけで開催するわけではありませんので、日本のMICEにとって大きなチャンスになります。
その意味で、今回こうしてMICE EXPO を開催するということは、大きな意義があると思います。MICEを夢ある、そして明るい未来がある、そういう業界にしていかなければMICE業界の発展はないと思います。