月刊「MICEJAPAN」

2023年2月
日本コンベンション協会(JCMA)が「サステナビリティ方針」を公表

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コンベンションをはじめとしたMICEの業界団体である(一社)日本コンベンション協会は、MICEのさらなる価値向上とMICEを通じたSDGsの達成への貢献をめざし、「サステナビリティ方針」を策定し、公表しました。

サステナビリティへの関心は、MICEの分野においても急速に高まっています。特に国際機関の本部が多数ある欧州をはじめ、今や国際会議の誘致において、サステナビリティへの取組みは必須事項とも言える状況です。

日本でも、2025年の開催に向け、超大型の国際的MICEである大阪・関西万博の準備が進んでいます。(公社)2025年日本国際博覧会協会には、「持続可能性部」として、これに取組む組織が設置されています。また、本年開催されるG7サミットとその関連会合では、日本のサステナビリティへの取組みを世界が注目しています。

一方、日本で開催される一般的なMICEでは、その取組みはまだまだ緒に就いたばかりという見方もありますが、世界の動向を見据えながら、各地のコンベンションビューローをはじめ、MICEに関連するさまざまな企業・団体が関心を持ち、取組みを進めているところです。

こうした中で、JCMAでは、今年度、SDGsプロジェクトの推進チームを立ち上げ、「サステナビリティ方針」を策定し、12月19日に公式サイト上で公表。22日に開催したSDGs プロジェクト第1回勉強会で、その趣旨等を説明しました。

同方針は、MICEそのものとその産業がSDGsの達成に欠かせない価値あるものであることを再確認し、ステークホルダーを巻き込みながら、それぞれの専門領域で、その知見を活かしたサステナブルなMICE運営の取組みを強力に進めること。そして、MICE産業に従事する人はもとより、広く社会にサステナブルな未来に取組む業界として認知されるよう、チャレンジを続けることを意図しています。

方針の構成として、趣旨をメッセージでうたい、取組むべき下記の5つの項目をSDGsの掲げる各目標とリンクさせて掲載しています。

• グローバルな交流の促進とFace toFace をはじめとするコミュニケーションの深化
• あらゆる産業や学術の振興によるビジネスやイノベーション機会の創出
• 環境やダイバーシティへの配慮、ICT活用などのサステナブルな取組み強化
• 開催地において、地域の活性化、国際化、国や都市ブランドの向上に寄与• ダイバーシティ推進、健康経営

MICEの産業は、JCMAの会員である企画・運営、会場、ホテル、輸送、施工、映像・音響、印刷、ケータリング、人材ビジネスなどの事業者で構成されています。

 


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