月刊「MICEJAPAN」

2022年6月
日本MICEの再出発は北海道から

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オール北海道でMICEに取組む団体へ

 

MICE誘致に向けて地元の関連企業による受入体制基盤づくりを進めていこうという動きは、コンベンション札幌ネットワークだけではなく、これまでも全国各地で模索され取組まれている。だが、必ずしも十分な展開に至っていないのも現状である。そのような中、さっぽろ北海道MICE振興協会が発足した。コロナ禍でMICEの開催が減少し、移動制限がかけられたり、ハイブリッドやオンラインの導入などMICEの開催スタイルも変化しつつあるこのタイミングは、MICE業界においては「明るい時代」とは言いがたい。しかし、むしろこのような時代だからこそ新たな風が必要なのかもしれない。

「移動と交流の再開による経済と暮らしの立て直しをめざそう」と、「NPO」から「一般社団法人」へと組織を変更し、オール北海道を意識して名称を変更して新たなスタートを切った「さっぽろ北海道MICE振興協会」。

4月19日には、京王プラザホテル札幌で振興協会の設立総会が開かれ、理事・監事・顧問の選任および企画委員の選任が行われ、会長には和泉 晶裕 氏が就任し、会長代行(副会長)には藤田靖 氏が就いた。

和泉氏はアジアで初開催となった世界冬期道路会議(PIARC)札幌開催に携わったほか、日本土木学会の支部長やアジアからのインセンティブツアー、地域と地域をつなぐシーニックバイウェイを推進するなど、主催的な立場でMICEに関わってきた。また会長代行の藤田氏は、コンベンション札幌ネットワークの発足当時から理事長を務め、環境に配慮したMICE開催を提唱し、植林によるカーボンオフセットの仕組み「サミットの森」づくりやMICE開催時のCO2排出量を簡易的に測定するウエブサイトの構築、北海道グリーン購入ネットワークのSDGs研修への参加など、特に「MICE×SDGs」をキーワードに全国に先駆けて実践してきた。また、MICE人材育成のためのアカデミーの実施や国内外のMICE商談会の出展や商談会運営など、会員がもっている知識、ノウハウ、スキルを連携という形で活かし数多くの事業を行ってきた実績を有する。

 


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