2023年春、佐賀県に約8,400人規模となる九州最大級の多目的アリーナ「SAGAアリーナ」がオープンする。「SAGAアリーナ」は、MICE機能を有する新たな施設で、東京(羽田・成田)から九州佐賀国際空港まで約1時間50分、福岡の博多駅から佐賀駅まで電車で約40分とアクセスが良く、さらに佐賀駅から徒歩約15分と好立地となっており、九州におけるMICEの新拠点として新たな活用が期待されている。
メインアリーナは、固定席約6,300席、可動席約2,100席で約8,400人の観客を収容でき、スポーツやコンサートをはじめ、各種MICEイベントなどが開催可能な多目的アリーナである。また、20室以上の諸室、大小12のVIPルームやプレミアムラウンジ、立食パーティーにも対応できるフリースペースなども設けられており、幅広いイベントに対応可能な施設となっている。
アリーナ中央には4面のセンタービジョン、南北の壁面には1面ずつ合計2面の大型ビジョン、さらに観客席を一周する光や映像による演出が可能なLEDリボンビジョンも備えられている。プロスポーツではプロの躍動感を観客に映像でダイレクトに伝えることができ、スポーツ以外の様々なイベントではエンターテインメント性の高い演出が可能で、来場者への情報伝達を高めることでイベントを盛り上げる効果も期待できる。
さらに、多くの人が集まる環境でも安定した通信が可能となる高密度Wi-Fiが整備されている。デジタルサイネージやスマートフォンなどを使ってトイレの混雑状況が可視化され、来場者の快適性向上も図られている。
66m×46m(約3,036㎡)のコンクリートの平土間には、2ヵ所の搬入口があり、大型トラックがアリーナ内部まで直接乗り入れることが可能で、コンサーデッキで約1,800人収容の大ホールと約800人収容の中ホールを持つ佐賀市文化会館とも繋がっている。SAGAアリーナと佐賀市文化会館を組み合わせて使用することも可能で、大型コンベンションをはじめ様々なイベントにも対応できる。すでに、オープン初年度にはアリーナと佐賀市文化会館を併用した医学会の開催が決定している。