長く続いた新型コロナウイルス感染症（以下コロナ） 「第5 波」緊急事態宣言が解除されて間もない2021年10月21日と22日の両日、UIA（国際団体連合）のアジア太平洋地域会議、UIA Associations Round Table Asia-Pacific 2021が、東京のコングレスクエア日本橋およびオンラインで開催された。日本で初めて開催されるUIA会議はまた、UIA会議としても初めてのハイブリッド形式であった。海外からのスピーカーがアバターロボットとして動き回った未来型の国際会議を報告したい。

UIA（国際団体連合）とは
UIA（Union of International Associations）は1907年にベルギー・ブリュッセルにおいて設立された非営利・非政府組織で、74,000を超える組織・団体等に関わる情報の調査・分析を行い、市民社会や世界的な問題についての情報を発信している。

MICEの分野では1954年から毎年発行される国際会議統計で知られており、会議データはUIA Year Bookとしてまとめられ、データベースとして会員へ情報提供されている。「UIA国際会議統計」は、JNTO国際会議統計のなかで世界の国際会議動向として「ICCA国際会議統計」と並び毎年公表されている。

UIA会議の概要（日本国内初開催）
会議名：The 9th UIA Associations Round Table Asia-Pacific
• 主 催：UIA（ Union of International Associations）
• ローカルホストパートナー：（公財）東京観光財団（TCVB）
• 開催形式：ハイブリッド
　リアル会場：コングレスクエア日本橋
　 オンライン：使用プラットフォーム OnAIR
• 参加合計：115名（29ヵ国）（リアル：43名、オンライン：72名）
• 参加者：アソシエーション運営担当

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