月刊「MICEJAPAN」

2021年8月
未来へ続く、新しい創造の架け橋となる場所「アクリエひめじ」

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新幹線「のぞみ」が停車し在来線や私鉄、バスなどの交通機関が集結する姫路駅から、屋根付きの連絡通路を歩くこと約10分。「アクリエひめじ(Arcrea HIMEJI)」が、美しい姿で来訪者を魅了する。世界遺産・姫路城をモチーフとしたアクリエひめじは、白漆喰壁をイメージしたホール上層部、熟練の職人たちが手作業で積み上げた膨大な数のレンガの外壁が石垣をモダンにアレンジ、そして重層する屋根。さらにホール天井のランダムに設置された照明は夜空に瞬く星のよう。そこには、これまで体験をしたことがない悠久の歴史と未来が交差する特別な空間が生まれた。まさに未来へ続く、新しい創造の架け橋となる場所として出現した現代の天守閣、姫路市の新たなランドマークの誕生だ。

大ホールでの式典に先立ち、にぎわい広場(屋外展示場)ではテープカットが行われ、清元姫路市長が声高らかに開館を宣言。輝かしい姫路市の未来への確信、国内外からの来訪者を満足させる受入れへの気概を感じる力強い宣言が心にこだました。

一般観覧者を交え大ホールで行われた完成記念式典は、2018年10月に始まった建設工事、プロの技に支えられ完成した施設の魅力が映像で紹介されたオープニングの後、主催者として式辞を述べた清元 秀泰 姫路市長は、姫路市が昭和の時代から取組んできた鉄道高架事業に伴う姫路駅周辺地区総合整備計画「キャスティ21」の総仕上げとして、新たな賑わいと交流の拠点となる「アクリエひめじ」の完成に尽力した関係者や市民への謝意を表すとともに、「大規模複合施設『アクリエひめじ』の特徴を活かし、姫路・播磨の豊かな地域資源の活用、周辺施設との連携により、MICEの誘致・開催に積極的に取組むことで、姫路市のブランドイメージの向上、賑わい交流拠点都市として人と人をつなぎ、夢と感動を与えながら播磨地域全体の活性化につなげたい」と考えを示した。

さらに「アクリエひめじは『未来へ続く、新しい創造の架け橋となる場所に』との思いを込めた施設で、SDGs未来都市姫路として文化と伝統の継承を持続させながら、播磨の連携中枢都市にふさわしいランドマークとなることを期待している」とし、「幾多の難を先人によって守られ継承され荘厳な姿を今に残している世界遺産・姫路城と同様に、アクリエひめじが未来にわたって多くの方々に愛され、多くの人が集い、多くの新しい出会い・発展・価値が生まれる施設として成長を続ける施設であることを願っている」と挨拶した。

続いて井戸 敏三 兵庫県知事をはじめ来賓者からの祝辞、大ホールと中ホールの緞帳をデザインした姫路市出身の世界的なデザイナー 故・髙田 賢三氏への名誉市民称号の贈呈が行われた。

 


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