月刊「MICEJAPAN」

2021年6月
福岡の未来を牽引する 福岡コンベンションセンターの機能強化

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神戸MICE40周年の節目を迎えブランドメッセージとロゴを制定

━━ マリンメッセ福岡B館開設の意義についてお聞かせください。
マリンメッセ福岡B館は、①福岡市における交流人口のさらなる拡大、②ビジネスの創出、③ウォーターフロント地区のまちづくりの推進、また既存のマリンメッセ福岡A館や福岡国際センターが、80%を超える高稼働で新規催事の受入が困難となっていたことなどを背景に開設しました。

福岡市では、観光産業を中心とする第3次産業が9割(従業員ベース)を占めており、その消費がさまざまな産業分野に波及しています。つまり福岡市への訪問者を拡大することが、福岡経済の活性化に直結します。我々は福岡市におけるMICE拠点施設として、効果的なプロモーション、誘致・支援体制によるおもてなし環境を整え、交流人口をさらに拡大したいと考えております。

MICEは大学・会議場・ホテルなどとの連携により、会議・展示・飲食・宿泊など多様な要素が一体となって機能することにより実現します。我々はマリンメッセ福岡B館がコンベンションゾーンに加わることによる機能強化が、地元企業とのマッチング等による新たなビジネスを創出し、地元経済への波及効果をさらに高めると考えています。

さらにコンベンションゾーンが立地するウォーターフロント地区は、MICE関連施設が機能的・一体的に配置された「オール・イン・ワン」拠点の形成や、国内外の定期旅客船やクルーズ船の就航など、海のゲートウェイの役割を担っており、国内外から多くの人が訪れるポテンシャルの高いエリアとして、天神地区や博多駅周辺地区と並ぶ福岡市の新たな拠点として海辺を活かした賑わい・憩いの創出が進められています。

マリンメッセ福岡B館の開設によって、福岡市の成長エンジンとなる都心部の国際競争力のさらなる強化が期待されています。我々は、福岡市が掲げる誘致重点分野(次世代産業/クリエイティブ/スポーツ/食/医療・医学/アジア)を軸に、学術文化・産業・経済振興を促進するMICEを積極的に誘致し、官民が連携し「世界中から人々が訪れ、新しい出会いと交流が生まれるまちづくり」を推進し、その集客効果を地域の観光振興につなげていきたいと考えています。

━━ 福岡コンベンションセンターの価値や魅力について、どのようにお考えですか?

当財団はこれまで、マリンメッセ福岡A館・福岡国際センター・福岡国際会議場の3施設の運営を通じて、大型産業展や企業個展などの展示会をはじめ、国際会議・学術集会・企業集会やコンサート・各種スポーツ大会まで幅広い用途にご利用いただいています。中でもフィギュアスケートグランプリファイナルやワールドカップバレーボール、FINA世界水泳選手権大会などの多岐にわたるスポーツ競技は、同様の施設を持つ他都市では開催実績がありません。

こうした数々の実績がノウハウの蓄積につながり、職員はお客様の要望に的確なアドバイスができるパートナーとして、安全・安心をモットーに円滑なイベント開催へのサポートを行っています。

 


▼ 続きは本誌でご覧ください。
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