月刊「MICEJAPAN」

2021年5月
「博多国際展示場&カンファレンスセンター」が開業

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4月1日( 木)、西日本鉄道(株) は同社初のコンベンション施設「博多国際展示場&カンファレンスセンター」を開業した。

福岡市内有数の約3,000㎡のホール2室と16の会議室を備えた西日本(※1)最大(※2)の民設コンベンション施設(延床面積約18,000㎡)で、with コロナ時代に対応するコンベンション施設をめざす。なお「博多国際展示場&カンファレンスセンター」の運営は、(株) コンベンションリンケージがあたる。

開業を前に実施されたメディア内覧会で、施設概要を説明した西日本鉄道(株) 都市開発事業本部 企画開発部の安川洋輔係長は、「福岡市のウォーターフロント地区の公設コンベンション施設(福岡コンベンションセンター)では、年間1,000件以上の催事が開催され200万人以上の来場者を迎えるなど(2017年度実績)、MICE開催需要の高い福岡市は、MICE誘致に積極的で、今後もさらなる需要の高まりが期待される。このような中、西日本鉄道としても福岡で開催されるMICE需要の取込み、さらなるMICE誘致を通じて、観光、飲食、宿泊、交通など福岡地域全体への経済効果の波及に努め、福岡の活性化に寄与したい。現在、新型コロナウイルスの影響で、イベント主催者には厳しい状況で全国的に開催件数が減少しているが、将来的にはMICE開催は復活すると考えている」と事業の背景や考えを示し、現状での福岡コンベンションセンターの機会損失をカバーし、MICEデスティネーションとしての福岡のポテンシャルを最大化する西日本鉄道のグループ全体での取組みを強調した。

続いて「博多国際展示場&カンファレンスセンター」の特徴を、「①立地、②広さ、③使いやすさ」に整理し、①立地については、博多駅から徒歩約13分、福岡空港国内線からバスで約9分と、福岡都市圏からの集客はもちろんのこと国内外からの集客力を強調。②広さについては、福岡市内公設のマリンメッセ福岡A館(1F:多目的展示室/ 8,000㎡)、マリンメッセ福岡B館(1F:多目的展示室/ 5,000㎡)、福岡国際センター(1F:展示ホール/ 3,425㎡)に次ぐ3,000㎡のホールを、しかも2室(3階、4階)を擁することが大きな特徴であるとした。また、4階のホールは約1,000㎡と約2,000㎡に2分割が可能、3 階のホールは通路を設け最大6分
割が可能で、多様な規模、用途に対応できることを強調した。③使いやすさについては、まずは搬出入車両専用のカーリフトの設置。4階にはホール内に最大4 台の4 tトラックが乗り入れ可能、3 階には会場前荷捌場まで2 台の4 tトラックの乗り入れが可能と、搬出入時の利便性を強調した。

 


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