山口市産業交流拠点施設（KDDI維新ホール）の完成記念式典および内覧会が開催された。グランドオープンは7月。新幹線駅である新山口駅周辺におけるターミナルパーク整備事業の集大成であり、新たな交流、ビジネスコミュニティを創造するプラットフォームと位置付けられる山口市産業交流拠点施設は、駅と直結する至便な立地を活かし、文化、スポーツ、ビジネス、健康など、これまでにない交流とにぎわいを生み出す多機能複合施設だ。

市民をつなぎ、山口を活性化させる新たな拠点「山口市産業交流拠点施設」は、2,000人を収容する可変型ホールを擁する「KDDI維新ホール」、新たなビジネス創出の場「産業交流スペースMegriba」、スポーツクラブを中心に健康づくりと新産業創出をめざす「メディフィットラボ」、若者向けシェアハウス型人材育成施設「アカデミーハウス」のほか、広場や駐車場・駐輪場、公的機関等のオフィス、環境配慮住宅からなる。まさに産業を刺激する、人と人の交流を実現する施設だ。

完成記念式典では、主催者として渡辺純忠・山口市長が「新山口駅周辺におけるターミナルパーク整備事業は、今秋、新市発足16年を迎える山口市がめざす広域経済・交流圏の形成を踏まえた広域県央中核都市づくりの実現に向けた先導的事業であり、必要不可欠な基盤整備だ」とし、「山口県の陸の玄関として、交通結節点として、多様な社会資本の蓄積が進む中、プロジェクトの集大成となる山口市産業交流拠点施設が完成した。ここから生み出される新たな人流を最大限に活用し、経済効果を山口市、山口県全域に波及させるとともに、新たなコンテンツ開発や新規事業の立上げ、人材育成などを実現するプラットフォームであり起爆剤としての拠点施設を、社会情勢を鑑みながら中長期視点で安定的・柔軟な施設運営で、駅周辺のエリア価値が高まり、民間投資が促され、県ナンバーワンのビジネス街が形成されていくよう全力で取組む」と挨拶した。

▼ 続きは本誌でご覧ください。