月刊「MICEJAPAN」

2021年5月
第9回MICEイノベーション研究会~実証実験

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ウィズコロナでのイベント、展示会、会議などの効果的な演出と、安全・安心を実現する技術や製品、各種ツールの実証実験を目的とした第9回目となる「MICEイノベーション研究会」が2021年3月18日( 木)に約100人の参加者を集め、「天空橋駅(京急空港線・東京モノレール)」直結の羽田イノベーションシティ・ゾーンJ「コングレスクエア羽田」を会場に実施された。これまでオンラインで開催してきたMICEイノベーション研究会だが、今回初めてのリアル開催となった。

リアルな場での開催が主流であったMICEは、コロナ禍によりオンラインなどのバーチャルな開催も増え、リアルな会場でのイベントで活用されてきた感染防止対策である参加者の認証や入場時の消毒などは新たな形態が求められ、滞在や移動の履歴(トレース)などは、新たなマーケティングツールに変わっていくことが予想されている。こうしたMICEをとりまく変化は、主催者や会場施設事業者、そして利用者をはじめ、地域や社会の課題となっている。その反面、新たなビジネスチャンスや市場を生み出すことにも結びつくことにもなる。

同研究会を主催する「MICEイノベーション研究会」では、MICEイノベーション推進のプラットフォームとして、オンライン開催に伴う通信や映像、通訳、記録、課金、コンテンツ化などの技術の他、各地の会場施設の有効活用やネットワーク化、MICE施設と活用事業者との新技術のビジネスマッチング、技術間や材料・要素技術と事業者とのマッチング、産学連携や研究開発の事業化に対する支援、アイデアやスタートアップなどへの投資やインキュベーション支援などの活動を計画している。

今回の「第9回MICEイノベーション研究会~実証実験」は、はじめに実証実験の企画と研究会の活動が紹介され、続いて実証実験参画企業によるシーズ発表が行われた。

シーズ発表を行ったのは、カップオードヴルでのフルサービスケータリングなどを紹介した㈱コルドンブルー、イベント公式アプリを簡単に構築できるプラットフォームを説明したbravesoft ㈱、MICE関連イベントの登録、受付、入場を非対面・非接触で行える入退場管理ゲートを扱う Axess Japan㈱、遠隔操作ロボットとサービスプラットフォームを説明したavatarin ㈱、Webサイトが100ヶ国語以上の多言語サイトに変身する技術を紹介したWelltool㈱の5社となった。また、接触感染を防止する非接触でのコンピュータ入力ソフトウェアを扱う知能技術㈱が技術展示を行った。

 


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