VR(仮想現実)、AR(拡張現実)という言葉は既に多くの方がおなじみかと思いますが、多くの方は「POKEMON GO」や「プレイステーション」の様なゲームを思い浮かべてしまい、それがどのようなものか、そしてそれが将来どのような場面で活用され、どのように展開していくのかという様な具体的なイメージをもっている人はそれほど多くはないのかと思います。
少なくとも私は、Covid-19拡大前には、IT専門家がラボで行う技術、そしてゲーマーがアプリを制作して売るためのもの程度の知識しかありませんでした。
弊社Nextech AR Solution Incは2018年に創業、本社はカナダのバンクーバーにありますが、社員200名強の90%以上が20ヵ国に点在し、各自が自宅を拠点として仕事をしているIT企業です。
同年10月にカナダ証券取引所にて新規株式公開後、関連事業社を巻き込み急成長中、以下の四つを柱としたAR(拡張現実)技術の事業展開を行っています。
1) ARを組み入れたバーチャル会議・展示会のプラットフォーム事業
2) eコマース用のARコンテンツ作成(ARitize™)事業
3) AR広告ソリューション作成事業
4) 大学・研究機関との連携事業
私はMPI(Meeting Professional International、MICE業界の国際組織)の知人を通してお声掛けを戴き、今年1月に入社しました。ここで、改めてですがVRとARについて、弊社での定義を説明させていただきます。
VR(Virtual Reality 仮想現実)
コンピュータで現実に似せた仮想世界を作り出し、あたかも現実世界にいるような感覚を体験できる技術
AR(Augmented Reality 拡張現実)
CGなどで製作した仮想物体や現実にはその場にはないモノなどを現実世界に反映(拡張)させる技術
AR事業に特化した弊社では、それを経験するためのデバイスとして一般的に使われる眼鏡式のものではなくスマートフォンを利用し、現実世界には存在しない物をあたかも存在しているかのように見せる技術を商業用に洗練させ提供させていただいております。そしてこのことにより、ITに疎い初心者でも簡単にARを体験し、その技術による恩恵を受けられるよう設計に工夫をしています。