月刊「MICEJAPAN」

2020年12月
ひらめきや創造性と出会える「沖縄MICE」

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猛威を振るう新型コロナウイルスは、日常を一変させた。目に見えないウイルスとの闘いの中、多くのMICEが次々と開催の中止、延期を発表。しかし今、イノベーションを生み出すビジネスコミュニケーション機会となるMICEは、テクノロジーの活用と徹底した感染症対策など、多くの関係者の尽力に基づくさまざまな取組みに支えられ、「開催」に向けて動き出している。リアル開催、オンライン開催、リアルとオンラインを組み合わせたハイブリット開催、またICCA総会のようにリアル開催の部分を
Regional Hub形式で開催するなど、多様なチャレンジがなされている。一方、日本政府も入国制限を段階的に緩和しており、国際交流再開に向けた環境整備も進み出した。

このような中、沖縄で初開催された「ツーリズム EXPO ジャパン 旅の祭典 in 沖縄」、沖縄発の「第1回ResorTech Okinawaおきなわ国際IT見本市」を中心に、ニューノーマル時代を牽引するMICEデスティネーションとしての沖縄の感染防止への取組み、デスティネーションとしての開発や価値創造に向けたチャレンジをレポートする。

なお沖縄県、(一財) 沖縄観光コンベンションビューロー(以下:OCVB)の観光客と県民の安全・安心を守るアクションプランの策定と水際対策の強化についての取組みは、「第6回ジャパン・ツーリズム・アワード」(審査委員長:本保 芳明 国連世界観光機関(UNWTO)駐日事務所代表)において、「リスクマネジメント賞」を受賞。コロナ禍の時代において、旅行者と地域住民双方に安全・安心に関する情報提供、受入体勢整備を分かりやすくアクションプランでまとめた点が、他の地域でも参考になることが評価された。

沖縄において6月より取組まれている旅行者の安全・安心に関するアクションプラン「沖縄 Tour Style With コロナ」は、沖縄県とOCVB、観光関連団体等で構成する「新型コロナウイルスに負けない 安全・安心な観光地づくりに関する対策会議」が策定。「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」、「沖縄県新型コロナウイルス感染症対策に係る実施方針」、「安全・安心の島・沖縄モデル」等を踏まえ、県民が安全・安心して旅行者を迎え入れ、旅行者が安全・安心に沖縄での滞在を楽しんでもらうことを念頭に、①水際対策と発熱者・発熱懸念者発生時の取組み、②旅行者視点・旅行行程に沿った対策の整理、③情報の発信・伝達・収集、④各主体の役割の整理を行い、医療界の疫学的意見も参考に官民が一体となって取りまとめられたもの。

 


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