月刊「MICEJAPAN」

2020年8月
四半世紀、そしてその先に向かって 「夢メッセみやぎ」

記事一覧に戻る

yume_l.jpg

設立25周年を迎えて 「夢メッセみやぎ」のあゆみ

(一財)みやぎ産業交流センター 理事長 今野 順

「夢メッセみやぎ(みやぎ産業交流センター)」 は、1995年10月6日の開館以来、多くの皆様の御愛顧・御支援を賜り、今年で四半世紀を迎えます。

顧みますと、日本経済が好調だった平成の初頭、幕張メッセのモーターショーなどの展示会が活況を呈していた1990年に建設構想がスタートしました。

当時、海・空・陸の結節点である仙台港エリアは、東北地方の国際貿易・交流拠点並びに仙台都市圏の物流拠点、工業生産拠点、更には商業施設等の集積による賑わい溢れる地区の形成を目指していました。

構想から5年後、夢メッセみやぎはその中核施設として経済界を始めとする多くの期待を集め、東北の産業や交流を牽引する施設として誕生しました。

開館後は東北・北海道最大級の規模のアドバンテージを活かして順調に成長し、仙台港エリアには次々に様々な店舗等が進出。2008年にはアウトレットモールが開業し、東北一円からも人の集まるエリアへと変貌を遂げました。

そのような中、2011年3月11日、東北太平洋沖地震が発生し、それに伴う大津波により沿岸部を中心に県内全域が甚大な被害に見舞われ、尊い命が奪われました。仙台国際貿易港を目前に見る夢メッセみやぎも津波により展示場を始めとして1階部分が全て浸水するなど呑み込まれ、大きな被害を受けま
した。

当時、展示場では催事が開催されていたものの、当館、そして主催者の迅速で適切な対応により幸いにも一人のけが人を出すことなく全員が無事に避難できました。安心・安全を運営の最優先に据えてきた夢メッセみやぎとして安堵したところです。

被災から1年4ヶ月後の2012年7月、夢メッセみやぎは、全国の多くの皆様からの温かい御支援を賜り、再オープンすることができました。その後も、多くの主催者様から応援イベントを開催していただきました。ここに改めて感謝申し上げます。

2014年には、隣接ビジネス施設の一部(展示場・ホール・会議室等)を西館としてオープンし、本館展示施設と合わせて、より大きなイベントや多様なニーズに応えられるようになりました。

加えて、仙台港エリアには、2015年に水族館がオープンし、2017年には仙台港エリアの活性化・賑わい創出に官民一体で取り組む「仙台港賑わい創出コンソーシアム」が設立され様々な取組が行われるようになりました。さらに、2018年には、みなとを核としたまちづくりを促進する「みなとオアシス」に登録されるなどエリアの活性化が進み、この間に仙台港エリアの交流人口は年間450万人を超える規模となりました。

 


▼ 続きは本誌でご覧ください。
購読申込み
株式会社 MICEジャパン
TEL:03-3261-7817
FAX:03-3261-7818
Mail:contact@micejapan.jp
住所:〒101-0003
東京都千代田区一ツ橋2-6-10
プレイアデ神保町302
MPI JAPAN CHAPTER 一般社団法人 日本展示会協会

PAGE TOP