月刊「MICEJAPAN」

2020年8月
「開催したい」に応える施設の役割

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withコロナでの開催は主催者と協働で

本誌監修委員:ハイブ長岡 ・ 高 橋 優

展示会や会議、MICEの開催は政府が示したイベントの開催の制限により、開催が難しい状況が続いています。
 
開催されることにより、感染症に感染すること、そして感染を拡大させることは決してあってはなりません。

2020年6月5日 (金) ~8日 (月) の週末をはさむ4日間、開催が止まっていた不特定多数が来場する展示販売会を開催していただきました。約3か月ぶりの開催となり、コロナ禍において初の開催となりましたが、来場者・出展者の皆様から高い評価をいただきました。

来場数は若干減少したものの、開催結果は良好でした。感染リスクを心配するお声も開催期間中のお電話1件のみで、その後の感染の報告もなく、ひとまず成功だったと言えます。

開催をお受けするにあたり、施設として、主催者・出展者の開催したいに応えるため、開催計画におけるガイドラインを作成しました。政府から示された指針、各団体から示されたガイドラインを遵守するために、施設として何ができるのか、主催者にどんなサポートができるのかを考え、ここ数か月間、対策対応を模索しています。

主催者が施設に求める重要なことの一つとして、安心・安全・清潔で快適な開催環境を提供することが求められます。開催時には来場者・出展者に対し協働して提供することは最低限の責務と言えます。

この環境を担保することが難しいコロナ禍においては、感染リスクを可能な限り抑えるため、体調の悪い方の来場を控えていただくことが必要になります。来場(入場)をお断りする場合もあります。これは主催者にとって一番厳しい決断です。この決断を施設としてサポートすることにしました。

実施したことの一つとして、施設入り口に注意喚起のサインと検温装置を設置し、ご来場のお客様がご自身で体調を確認していただく場面を設けました。

展示会場入り口で、主催者に来場登録をいただく際に再度検温を行っていただき検温結果とともにご連絡先をお伺いし、会場内には発熱症状のある方、体調不良の方が入場できないようにしました。展示場内では、主催者のガイドラインに基づき三密を避けるために通路幅の拡幅や様々な工夫やアイディアで、接触感染・飛沫感染を防ぐ対策を講じています。

 


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