2020年4月にパシフィコ横浜で6番目の施設となる、新MICE施設「パシフィコ横浜ノース(PACIFICO Yokohama North)」がパシフィコ横浜展示ホールの北側に誕生した。新型コロナ感染防止対策による緊急事態宣言の発令によりオープニングセレモニーの中止と臨時休業を余儀なくされたが、このたびノースが本格的に始動することになり、それを前に2020年6月2日に「パシフィコ横浜ノース・プレス内覧会」が実施された。
新施設ノースの正式名称は「横浜みなとみらい国際コンベンションセンター」で、地下1階、地上6階建で、延床面積は約47,000㎡。駐車場は普通車152台。付帯施設として2階に総合案内所、礼拝室、カフェ(ドトールコーヒーショップ)、コピー&プリントのサービスコーナーを備えている。また、交通アクセスにも優れており、みなとみらい線(横浜高速鉄道)の「みなとみらい駅」2番出口から徒歩5分、最近開通したパシフィコ横浜へと通じる歩行者デッキ"キングモール橋"を利用すれば「新高島駅」から徒歩8分圏内である。
ノースは、国内最大規模となる大型多目的ホールと大・中・小の42室の会議室が用意され、3,000人規模の会議が開催できる充実したMICE施設となっている。パシフィコ横浜の各既存施設(国立大ホール・会議センター・展示ホール・ホテル)と2Fのペデストリアンデッキで連絡されているため、催事スタイルに応じて一体的に利用することも可能である。例えば、展示ホールからノースへ簡単にアクセスできるなど、人の移動にも配慮されている部分も複合MICE施設としての大きな魅力がある。また、外観は「汀(みぎわ)=波打ち際」をイメージしており、人と人、日本と世界の交流の懸け橋となる新しいランドマークであり、MICE業界から大きく期待されている。