月刊「MICEJAPAN」

2020年3月
ひらめきや創造性と 出会える 沖縄MICE

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「沖縄」と言えば、「Be. Okinawa」ブランドで表現される観光・リゾート地とイメージされる読者が多いだろう。確かに、2018年の沖縄への観光客数は984万7,700人(沖縄県:2019年1月発表)。日本にありながら独自の歴史、文化、自然環境を持つ沖縄には、全ての人、あらゆる垣根を越えた交流と融合が育まれ、琉球の時代から今日へ、その繁栄を支えてきた万国津梁の精神が受け継がれている。こうした万国津梁の精神と豊富な観光資源を活かしMICE受入れ環境を整備する沖縄は、全国に先駆け2008年にMICEを事業名に取り入れた。2017年には、MICEによる集客・交流機能を最大限に活用した学術・ビジネス分野の交流拠点の形成、県内産業への波及効果を高めるための中長期戦略「沖縄MICE振興戦略」を策定。さらに沖縄MICEネットワークを設立し、ステークホルダー連携を実現。2018年には、「ひらめきや創造性と出会える場所」として沖縄の価値を世界に提起する沖縄MICEブランド「Where inspiration meets」を策定。沖縄の海をイメージした色で、対話を起点に湧き出すInspirationや繋げられたアイディアが新たな価値を創造する姿を現したデザインとともに、このMICEブランドに込めた「アジア・太平洋地域の持続的発展に貢献するMICE都市」としての沖縄の理念を発信し、誘致活動を強化している。その結果、2018年開催件数は、1,238件となった。

今号ではMICEデスティネーションとして発展を続ける沖縄で体験する「Where inspiration meets」、ひらめきや創造性と出会える沖縄を紹介する。

【MICE施設】
ホテルコレクティブ「あなたが知らない沖縄、はじまる」と謳い、「ホテルにもっとインスピレーションを」をコンセプトに掲げ4月末にグランドオープンするホテルコレクティブは、沖縄の多様性に富んだ文化を取り入れた五感を開放するシンプルでスタイリッシュ、機能的でありながら上質な癒しの空間を提供。

260室(632人収容)の客室では、オーナー企業(台湾)の代表が撮影したOKINAWAの写真が新鮮な感動、気づいていなかった沖縄の魅力を語りかける。また480㎡と250㎡の大中宴会場を備え、大宴会場には300インチのLEDディスプレイ、後方には200インチのマルチディスプレイ、側面4ヵ所に150インチのスクリーンとプロジェクターが常設され、舞台は沖縄のパーティを締めくくるカチャーシーを意識し全方位から登壇が可能な階段式。演出のアイディアが生きる宴会場だ。国際通りの真ん中というアクセスも抜群で、2021年に開業する「那覇文化芸術劇場なはーと」との連携も期待される。

 


▼ 続きは本誌でご覧ください。
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