国際会議協会(ICCA)には国際会議ビジネスにかかわる約1,100団体が加盟していますが、そのうちアジアパシフィック部会には現在16か国・291団体が所属しており、ICCAの中でも最大の部会となっています。メンバー間の交流を深め、団結を強めていきたいという提案を受けて、初回の「ICCAアジアパシフィック・サミット」をマレーシア・ペナンで開催しました。
このサミットはペナン・コンベンションビューロー(PCEB)、地元PCOのAnderes Fourdy社、ICCAアジアパシフィック部会の共催イベントとして、ペナン州政府とICCAマレーシア部会の支援のもと、PCEB主催イベントBE@Penangとの併催により20ヵ国・約300名の参加者を迎えて盛大に開催されました。日本からも参加登録者16名・登壇者2名のほか、京都外国語大学の学生3名がインターンとして運営に加わり、日本の存在感を示すことができました。
開催までの経緯
アジアパシフィック・サミットの立ち上げは、2018年のICCAドバイ総会で提案されました。その後、ICCAアジアパシフィック事務局から出されたRFPに対して、12都市からプロポーザルが提出されました。いずれも魅力的な提案ばかりでしたが、ペナンが選定された要因としては、PCEBがこれまで3回にわたり自主事業BE Penangを開催しており十分な企画運営能力を証明できたこと、今回もBE Penangとの併催だったため共通コストの削減が見込めたこと、ICCAマレーシア部会メンバーや各種ステークホルダーに対するPCEBの細やかな配慮と、そのことで得られた強力なサポートなどが挙げられます。