日本政府観光局(JNTO)は、11月20日(水)、東京會舘で「2019年度 アンバサダーの集い」を開催した。2013年度にスタートした「MICEアンバサダー」は、数多く存在する名だたるビジネスパーソンや有力な学会・研究機関等より、特に国内外に影響力のあるグローバルリーダーが就任。国内外にMICE開催国としての日本の広報や、国際会議の誘致活動を行う「日本の顔」だ。アンバサダーの集いは、アンバサダー同士の交流の場として毎年開催され、これから会議を誘致するアンバサダーが誘致に成功したアンバサダーにアドバイスを求める、あるいはMICEアンバサダープログラムを活用して作成されたコンテンツを情報交換するなど、活発な交流がなされている。
冒頭、挨拶に立った日本政府観光局の清野 智理事長は、「2013年よりスタートしたMICEアンバサダーも今回で7年目を迎えた。2018年度下期、2019年度上期に各々4名のアンバサダーにご就任いただき、現在、全国で69名のグローバルリーダーにアンバサダーとして活躍をいただいている」とし、「日本の顔として、MICE開催国としての日本の広報活動や、国際会議の誘致活動を行うとともに、国内においても国際会議開催意義の啓発をいただいている」など、アンバサダーの活動に対し謝辞を述べた。続いて「ICCA発表によると、2018年に日本で開催された国際会議は492件。2030年にはアジアNo.1の国際会議開催国として不動の地位を築く政府目標達成に向け、さまざまな分野の国際会議を大都市だけでなく日本各地で開催することにより、研究分野における日本、各都市のプレゼンスを高める。また開催地域の若い先生方の育成などを通じ地方創生に資するとともに、中長期的には日本経済の再興に貢献できる」とし、わが国における国際会議のさらなる誘致拡大に向け、アンバサダーの活躍への期待、交流会でのネットワーキングの構築・拡大と共に「アンバサダーとの意見交換を通じ、プログ
ラム内容のさらなる充実を行う」とした。