月刊「MICEJAPAN」

2019年12月号
MICEレポート:タイ王国 ②

記事一覧に戻る

2019_12_04.jpg

新たなタイMICEを"IMFT 2019"で再定義

TCEB(Thailand Conventions & Exhibitions Bureau) 主催による International Media Familiarisation Trip 2019(IMFT2019)レポート第2弾である。世界のMICE メディアが集まるIMFT は、タイの魅力を詰め込んだツアーとして実施される。今回は新たなMICE 関連施設が続々とオープンしているタイの首都バンコクと、王室の避暑地として知られるフアヒンの2都市を巡る旅となった。フアヒンは、EEC(Eastern Economic Corridor)開発で劇的な発展を遂げているパタヤと数年前にフェリーボートで結ばれている。それまでは、陸路で約6時間かかったパタヤ~フアヒン間がフェリーを利用すれば2時間弱で移動することができる。そんな関係で、短い日程でもパタヤとフアヒンを巡ることが可能となり、フアヒンを訪れる観光客が増加している。勿論、MI CEディスティネーションとしてもフアヒンは魅力のある街である。今月号ではそんなフアヒンを紹介することにする。

MICEはタイ経済の成長推進エンジン
タイのMICEは確実に発展している。TCEBの発表によると、2019会計年度で11の国際会議を入札し、17の新しい展示会が開催され、合計で12万人を超える12の大規模インセンティブを誘致している。これは記録的な数字で、MICEは現在、政府の20年国家開発計画のための新たな成長推進エンジンとして組み込まれている。さらに、タイ国内のローカルエリアでのMICE事業の確立とコミュニティアトラクションを促進するための政策を今後打ち出していくとタイ政府は明言している。

TCEBは、MICEインフラストラクチャの新たな開発が行われていることを受け、2020年は、東南アジアをはじめ、ヨーロッパ、アメリカ、中国、インド周辺の主要市場に焦点を当てMICE誘致を積極的に展開することにしている。そのため、新しい会場の設置ほか、新たなホテルのオープンなど、MICEに対応できる機能とスペースの拡大を実施していくとしている。さらに、バンコクだけでなく、都市間を結ぶ高速鉄道や空港の整備を行い、タイ国全体においての安全で確実な移動を実現させていく計画も打ち出している。

 


▼ 続きは本誌でご覧ください。
購読申込み
株式会社 MICEジャパン
TEL:03-3261-7817
FAX:03-3261-7818
Mail:contact@micejapan.jp
住所:〒101-0003
東京都千代田区一ツ橋2-6-10
プレイアデ神保町302
MPI JAPAN CHAPTER 一般社団法人 日本展示会協会

PAGE TOP