アジア展示会&コンベンション団体連合会のAFECA(Asian Federation of Exhibition & Convention Associations / Walter Yeh会長)は、2019年10月10日(木)と11日(金)の2日間にわたり「2019年AFECA 総会(AFECA ANNUAL GENER AL MEE TING 2019)」を、フィリピンの首都マニラにあるフィリピン国際コンベンションセンター( Philippine International Convention Center)をメイン会場に開催した。AFECA 総会は今回が第14回目となる。今月号では毎回総会と同時に開催されるアジア域内の展示会コンベンション専攻の大学生らによるコンペティション"MICE Youth Challenge"を含め紹介する。
AFECAに日デ連など10人超が参加
AFECAは、2004年9月に日本、シンガポール、台湾、フィリピン、マレーシア、インドネシア、中国のアジアの展示会関連協会7団体が提唱し、2015年1月にシンガポールで組織された団体である。現在AFECAには、アジア17の国と地域を代表する131を超えるメンバーが会員として加盟しており、公的部門・民間部門の代表者に向けたMICE発展を目的とする多数のAFECA会議を開催している。
アジアを代表するMICE 協会のAFECAは、アジアが世界と手を組むGatewayとしての活動を展開しており、グローバルなMICE団体との連携強化によりアジアのMICE産業を促進する役割を担っている。
今回マニラで開催されたAFECA ANNUAL GENERAL MEETING 2019には、日本から( 一社) 日本ディスプレイ業団体連合会( 日デ連) の芝本和宜 渉外・国際委員会委員長(西尾レントオール㈱常務取締役)が参加者を募った結果、大阪ディスプレイ協同組合(ODA)を中心に日本からのAFECA総会出席者は過去最大の10人を超える規模となった。ちなみに、芝本委員長はAFECAの理事も務めている。
総会前に実施されたAFECA役員会では冒頭、前回の韓国総会での議事録についての説明と報告が行われ、全員一致で承認された。
年次総会では、役員会で決定した議案の発表と説明が行われた。主な内容としては、①アジアでの展示会とコンベンション業界の成長と発展を促進する、②MICE業界内のビジネスとプロフェッショナルとしての活動と維持、③アジアMICE業界の標準化の確立、④アジア各国の政府機関との連携による発展、⑤国際的レベルでアジアのMICE産業への注目度を高める、⑥メンバーの共通利益を促進する、などの説明が行われ、中国、インド、韓国などの代表者から自国のMICE事業などが報告された。