マリオット・インターナショナル
日本グローバルオフィス
セールスマネージャー 田巻 絢子
いまやホログラムの講演者を簡単に手配できる時代です
かつてはSF映画の中や資金潤沢なイベントでしか見られないと思われていた目を見張るような最新技術が、今はあちこちのイベントで見かけられるようになってきました。
エンターテインメントとしても効率性アップの手段としても(もちろんその両方としても)、こうしたツールはゲストに良い印象を与える可能性があります。さらに良いことに、ゲストはそうした仕掛けに感心して、イベントのハイテクぶりを他の人々に伝えたくなるはずです。
記念品を運ぶドローンから直感的に操作できるデータソフトウェアまで、新たなテクノロジーのトレンドがイベントの主催者に確かなメリットをもたらします。
ドローンを使ったドラマティックな演出
自由に空中を飛び回るドローンは、ゲストを魅了すること間違いありません。目新しさは減ってきたものの、ドローンの価格は引き続き下降中のため、手軽に次のイベントに取り入れることができます。たとえば、ドローンで頭上から出席者を撮影して思い出に残る集合写真を残す、さまざまな照明器具を空中に浮かべて暗い室内を優雅に照らし出すなど、使い方はさまざまです。
空中の特等席からセミナーを撮影してライブ中継をしたり、記念品を空から届けてゲストを驚かせたりなど、大きなイベントのスケールと規模をとらえるにはうってつけの方法だと言えます。より実用的なドローンの活用方法としては、会場周辺の交通状況や行列の様子をチェックする際にも使えるでしょう。また、モバイル用のWi-Fiホットスポットを搭載することもできます。
ホログラムを使ったリアルな存在感
2012年のコーチェラ音楽フェスティバルではラッパーの故トゥパック・シャクールがバーチャル映像としてステージに「復活」し、大きな話題を呼びました。皆さんのイベントに登場するCEOや基調講演者も、今では同じことができるのでしょうか。現在は、こうした現実感あふれるテレプレゼンスが大きな拡張性を実現しており、ホログラムを活用する技術の中には200ドル以下で実行可能なものもあります。とは言え、次のイベントで再生ボタンを押すだけでゲストをステージに呼べるようになるわけではありません。大きな舞台にリアルな映像を投影するには特別な技術が必要です。しかし、ミーティングプランナーにとってホログラムが主要トレンドとなると先ごろマリオットが発表したように、実現可能ではあります。そのうち、遠隔地にいる複数の出席者をつなげる手段として利用されるようになるかもしれません。