インセンティブ旅行業界の世界的な発展をめざす国際団体として90ヵ国に2,480のメンバーを擁するSITE（Society for Incentive Travel Excellence）は、1月、タイ・バンコクで「2019 SITE Global
Conference」 を開催した。

開催地のタイには23人のインセンティブ旅行専門家が会員として活動しているが、この「Global Conference」開催中、30番目のチャプターとしてSITE Thailandの発足が発表された。SITE Thailandでは「世界的なインセンティブ旅行先としてのタイの地位を強化し、社会とインセンティブ旅行業界双方に持続可能な未来を築き、テクノロジーやデザインなどの周辺サービスとメンター/メンティーペアリングプログラムに焦点を当てた次世代コミュニティを確立する」としている。チャプター設立には20人以上の会員が必要で、現在、クラブとして活動中の日本では、今年度中のチャプター昇格をめざしている。

さらにJNTOでは、インセンティブ業界最高の栄誉とも評される「SITE Crystal Awards」のランチョンをスポンサードし、インセンティブ・デスティネーションとしての日本の魅力を川﨑MICEプロモーション部長がプレゼンテーション。「SITE Crystal Awards」は、従業員のモチベーションアップに留まらず、企業の業績・収益を向上させる、創造的かつ実用的な記憶に残るインセンティブプログラムを顕彰するもの。

1987年、私は海外のインセンティブのプロと知り合い、SITEに入会しました。学ぶことの多い組織です。さて、入会当時、日本人会員は私一人でしたが、現在は15人へ拡大しており、会員が20人になるとClubではなくSITE Japan Chapterへ昇格します。アジアではインド・中国・タイに次ぐChapterと
なります。今年のChapter Informationの段階を経て、来年中のChapter発足をめざし事務局が本部と折衝中です。

そして2025年以降にSITE Global Conferenceを日本に誘致できれば、世界中のインセンティブ業界にインセンティブ・デスティネーションとしての日本の魅力を浸透させることができ、その結果Inbound のMeetings & Incentivesが大きく増えると確信しています。

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