月刊「MICEJAPAN」

2019年5月号
特別インタビュー/ ICC シドニー 最高経営責任者 ジェフ・ドナヒー 氏

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ICC シドニー 最高経営責任者
ジェフ・ドナヒー 氏

ICC シドニーのCEO に加え、ブリスベンのコンベンションセンターAEG Ogdenのディレクターを務める。またブリュッセルを拠点とするAIPC(International Association of Congress Centres)の前会長で、JMIC(Joint Meetings Industry Council)ではAIPC 代表を務める。  AIPC の2004年と2014年の APEX Award で「世界最高のコングレスセンター」として認められたケアンズコンベンションセンターの開業(1996年)を指揮。これ以前は5年間にわたり、ケアンズ地域の観光事業およびコンベンションビューローを率い成功を収めた。またオーストラリアにおけるビジネスイベントの最
大の業界団体である Business Events Council of Australia の会長を5年間務め、業界に対する政府の認知度向上にも努めたドナヒー氏は、連邦政府からオーストラリアの社会や政府に貢献した個人に授与される勲章 Australia Centenary Medal、the Australian industry's Outstanding Contribution Award、JMICよりコンベンション業界の認知度と影響力の向上に多大な貢献をした個人に与えられるProfi le and Power Awardを受賞。

ニューサウスウェールズ州政府とダーリングハーバー・ライブが15億豪ドル( 約1,200億円) を投じ、2016年12月に開業したICCシドニーは、20haにわたるダーリングハーバー開発プロジェクト(投資額:34億豪ドル (約2,730億円))の中心に立地する。コンテンポラリーなデザイン、先端技術を導入した設備、フレキシブルなスペース、刺激的なロケーションの中での非日常体験が、オープンでクリエイティブな思考を呼び起こすICCシドニー。多様なビジネスイベントに対応する会議場、展示場、エンターテインメント向けの多目的会場を擁する、オーストラリア初の完全一体型施設を率いるジェフ・ドナヒーCEOに、ICCシドニーの魅力とビジネスイベントを成功させる仕組みや取組みを聞いた。

―― 来日の目的をお聞かせください。
ドナヒー オーストラリア、特にシドニーは日本の皆さんには人気の観光地ですが、我々はMICEビジネスの観点からも非常に重要な市場と位置付けています。我々は、MICEの中でもコンベンション、企業ミーティングやインセンティブを中心に、日本の財界や業界団体、企業の皆さんに魅力的なオファーを実現できると確信しており、今回の来日は顧客関係者との関係構築にあります。

シドニーはオーストラリアの商業ハブであり、一流企業、教育、文化のコミュニティへの玄関口であることは言うまでもありませんが、その中心部、ダーリングハーバーのウォーターフロントに立地するICCシドニーは、東側にシティ中心街、北側に金融街、南側に学術地域と多くの新興起業を生み出すハブエリア、西側にはメディアや文化の中心施設が広がります。5,000㎡のイベントデッキからは緑が広がるタンバロングパークや美しい市街を見渡せ、2,000名(着席)、3,500名(立食)を収容するボールルーム、2,500名(階段式)、1,000名(階段式)、800名(平床式)収容の会議施設、8,000席(GAモード:9,000席)のシアターは5,000名、6,000名に変更も可能です。ほかにも35,000㎡の展示場、70室(8,000㎡)のミーティングルーム、11,000人を収容する屋外イベントスペースを擁し、隣接するラグジュアリーホテル「ソフィテル・シドニー・ダーリング・ハーバー」(約590室) をはじめ近隣には6,000室の宿泊施設が備わっています。加えてショッピングやグルメなど豊富な選択肢があるICCシドニーは、MICE主催者、参加者にとって非常に利便性の高い施設です。

運営は、オーストラリア・アジア・中東での豊富なMICE施設運営実績を持つ我々AEG Ogdenが担っており、開業2年を経過したところですが、ICCシドニーの顧客満足度は97%、参加者の満足度では99%を記録しました。

 


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