吉田 G20サミット(金融・世界経済に関する首脳会合)は、G20メンバー国(アルゼンチン・オーストラリア・ブラジル・カナダ・中国・フランス・ドイツ・インド・インドネシア・イタリア・日本・メキシコ・韓国・南アフリカ・ロシア・サウジアラビア・トルコ・イギリス・アメリカ・欧州連合〔EU〕)の首脳が参加し、毎年開催される国際会議です。周知のとおり、メンバー国以外にも招待国や
国際機関※などが参加しており、G20大阪サミットにはあわせると37の国や機関が参加して、世界経済、貿易・投資、開発、気候・エネルギー、雇用、テロ対策、移民・難民問題等、経済分野や国際社会の共通課題について議論がなされます。
日本初となるこの世界最大規模の会議の開催により、大阪のさらなる成長、活気と魅力あふれる大阪の未来の実現につなげるため、誘致に取り組んできました。十分な対応ができる宿泊や会議施設、関西国際空港を中心に、伊丹空港や神戸空港の活用も可能な抜群のアクセス、京都・奈良・徳島など魅力的
な観光地を擁していること、などの理由から開催地として選んでいただけたものと思っています。
―「G20大阪サミット」開催の意義について、お聞かせください。
吉田 G20大阪サミットを安全な会議環境のもと開催することによって、「日本には東京だけでなく、大阪・関西という魅力的な都市がある」ことや「安全・安心なまち大阪・関西」 「世界に貢献する
大阪・関西」を世界にむけて発信することができます。さらに、代表団をはじめ約3万人の関係者が「大阪・関西」を訪問するサミットは、地域経済に大きな効果をもたらすでしょう。大阪への戦略的なMICE誘致はもちろん、好調なインバウンドの一層の拡大、大阪・関西の魅力発信などに、G20大阪サミットは絶好の機会と捉えています。
私たちは、日本初、世界最高レベルの「G20大阪サミット」を成功させることで「大阪・関西」を新たなステージ(都市格)へと前進させ、2025年日本万国博覧会の開催へとつなげたいと考えています。