月刊「MICEJAPAN」

2019年2月号
全展協 第24回実務担当者会議開催さる

記事一覧に戻る

zenten.jpg

全国展示場連絡協議会は、2018年11月21日(水) ~22日(木)、今年度の副会長施設であるプラサヴェルデ(ふじのくに千本松フォーラム)で、第24回 実務担当者会議を開催した。

「沼津は、新幹線は停車しませんが、今年度(2018年度)、ユネスコの世界遺産に登録された富士山との相乗効果で注目を浴びている。風光明媚な景勝ばかりでなく、多くの文豪にも愛された地域であり、明治・大正期に天皇家が御用邸を設けられた場所」と開催地を紹介し、「我々、限られた時間と予算のなかで、有意義だったと皆さんの記憶に残る実務担当者会議となるよう、多くの工夫を凝らして計画・準備を進めてきた。2日間、どうぞよろしく」と受入れ施設を代表しての原川 隆信 館長による開会のあいさつの後、プラサヴェルデの紹介がなされ、さまざまな取組みが共有された。続いて静岡ツーリズムビューローの府川  尚弘ディレクターを講師に迎えた講演「静岡県の取り組みからみる
インバウンド政策」が行われた。

「今年(2018年)に入って、各地でラグビーの話題で盛り上がっているが、我々は昨年(2017年)からラクビ―に取組んでおり、日本のラクビ―ワールドカップ組織員会から『最も良く、ラクビ―の旅を表現している』と評されるビデオ映像も用意している」と、映像紹介から始まった講演会では、富裕層について、JNTOでは欧米豪からの旅行で、国際航空運賃を除いて一人100万円を使うと定義しているが、27日間の日本のラグビー観戦旅行では国際航空運賃を除いて200~300万円のツアーが販売されている。とすると、ラグビー観戦来訪者は富裕層か?実はラグビー観戦では、ミドルクラスより少し上のクラスから訪日があると言われている。

さらに静岡では4試合なので、8ヵ国をターゲットとすればよいか?来日するラグビーファンは日本へのファーストタイマーが多く、彼らがイメージする日本、その象徴とも言える新幹線と富士山が融合するのが「静岡」であると指摘。さらにファイナルとセミファイナルは東京・横浜で開催され、その先に静岡、豊田、大阪、神戸が新幹線でつながっており、このルートを期間中(6週間)に40万人のお客様が移動する可能性がある。2017年の訪日外客が3,000万人で、これを52周で割ると週に5万7,000人。6周で約36万人のベースがある上に、40万人が加わるビジネスボリュームと説明した。さらに富士山がデザインされた組織委員会のロゴを示しながら、12のホストタウンのなかで、唯一、富士山を擁する静岡は、組織員会を通じて富士山が世界にアピールされている点でも有利とした。サッカーは32日間に64試合、しかしラグビーワールドカップは、44日間に48試合しかなく、試合の合間を「旅する」とした府川氏は、東京と京都の間にあり、外客がイメージする日本が全て揃うのが静岡であるとした。

 


▼ 続きは本誌でご覧ください。
購読申込み
株式会社 MICEジャパン
TEL:03-3261-7817
FAX:03-3261-7818
Mail:contact@micejapan.jp
住所:〒101-0003
東京都千代田区一ツ橋2-6-10
プレイアデ神保町302
MPI JAPAN CHAPTER 一般社団法人 日本展示会協会

PAGE TOP