月刊「MICEJAPAN」

2018年12月号
EECエリアに見るMICEの新たな姿

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タイ国のMICE産業をアジアトップに進化させるEMC計画をTCEBが発表

TCEB(Thailand Conventions & Exhibitions Bureau)主催のIMFT2018が2018年10月8日(月)~12日(金)にタイの経済特区"EEC"エリアを中心に実施された。毎年実施されるこのメディア・トリップには世界各国のMICE記者が今回も50名ほど招待された。今回のIMFTのプログラムは盛りだくさんで、Thailand 4.0政策の柱となっているEECで発展しはじめたチャンチュンサオ、チョンブリ、ラヨーンの東部3県を走り回りながらのメディア・ツアーとなった。Report:於久田幸雄

 

星空のユニークベニュー

タイの玄関口となるスワンナプーム国際空港に到着した時点からIMFT2018は始まる。降機口で待ち構えている空港担当者の案内で、MICEレーンと呼ばれる特別なイミグレーションで入国審査を行う。ここでは長蛇の列に並ぶことはない。MICE訪タイ者で事前申請しておけばこのレーンが利用できる。タイ政府のMICEへの理解度の深さがうかがえる。

今年も世界のMICEメディアが約50名ほど招待された。バラバラに到着するメディア達を手際よくワゴン車に乗せ、バンコクでの宿泊先となる"ランカスター・ホテル・バンコク(Lancaster Hotel Bangkok)"に送り出していく。ニューペッブリー通りに面したランカスターバンコクは2017年後半にオープンしたタイ資本の5つ星ホテルである。現代風のタイ様式建築で、管理運営のすべてをタイ人が担当している。国際基準でのMICEイベントが開催できるホテルとなっている。

この日のディナーは、チャンチュンサオ展望台(Regional Observatory for the Public, Chachoengsao)となっており、ワゴン車に分乗しパトカー先導で会場に向かった。チャンチュンサオ展望台は、独立行政法人国立天文学研究所(The National Astronomical Research
Institute of Thailand=NARIT)が運営しており、タイ国民が天文学を学ぶ場として科学技術省が作った施設である。施設内には、天文学を学べる展示エリア、プラネタリウム、大型天体望遠鏡などが備えられている。本格的な天体観測や天文学講演をはじめ、視覚障碍者が天文学を学ぶための粘土工作室での授業も定期的に行われている。

 


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