月刊「MICEJAPAN」

2018年11月号
アクセスサッポロが経験した事実を綴る

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(一財)札幌産業流通振興協会 業務課 山下 孝幸

巨大勢力「台風21号」が暴風雨を引き連れて北海道上陸

月4 日 (火)夜から5 日 (水)早朝にかけて、台風21号が北海道を通過した。日本全国で甚大な被害をもたらしたこの台風により、北海道の各地でも電柱が倒れ建物が損壊する被害などで大きな爪痕を残した。

4 日 ( 火)午後6 時頃に暴風警報、5日( 水)午前0時から3時にかけて大雨警報・洪水警報が発せられ、5日( 水)午前中には全て解除はされたが、札幌市内で瞬間最大風速33.4mを観測し、600件近く発生した国道や幹線道路の街路樹倒木により、道路が遮断され通行止めが相次いだ。停電も札幌市内10区のうち6区で発生、その数は約6,000戸に及んだ。

5日( 水)未明から行われた復旧作業により、夕方には被害が大きかった一部地域を除き通常生活に戻るまでに至る。2004年の台風18号以来、14年振りの大型の風台風ではあったが倒木や屋根の飛ばされの被害は多かったものの、警戒していたそれ以外の大きな被害については辛うじて難を免れた。アクセスサッポロでは、5日( 水)を開催最終日とする2つの展示会が行われていた。夜間から早朝にかけての台風通過であったため、展示会については滞りなく開催の運びとなったが、アクセスサッポロ敷地内においても倒木の被害は例外なく生じた。

出社後、すぐに9時開店のホームセンターに赴きチェーンソーを2基購入、敷地内の倒木と根が起こされていて今後倒木の恐れのある樹木を伐採し、その数30数本にまでに至る。展示会に来場された車両が最初に駐車するスペースとして使用するのが第1駐車場であるが、その第1駐車場で生じた倒木の撤去に先ずは取り掛かり、展示会開催への影響がないように10時迄には対処を終え、その後引き続き第3駐車場の作業へと取り掛かる。

14時には2次災害の危険性のあるものは全て伐採し、体制が整うまでに6時間を要する。警報発令から台風通過、被害処理まで、一連の流れが終了したことで日常に戻ると思った。

 


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