成功裏に閉幕した「2018平昌冬季オリンピック」を契機に、国際会議や企業会議をはじめとするMICEの開催
地として世界から注目を集める韓国。UIA(国際団体連合)の発表によると、2016年に開催された国際会議は997件に上り、世界№1のグローバルMICEデスティネーションとしての地位を確立した。
MICEデスティネーションとして韓国の魅力は、多くの国際会議主催者から高く評価される会議施設・交通などのインフラや受入れ体制、サービスにある。韓国観光公社では、最大1億ウォンまでの開催資金など、韓国での
MICE開催、その誘致から広報、開催まで、段階的に支援が提供される。
MICEデスティネーションとして韓国を牽引する韓国観光公社では、韓国のMICE誘致競争力をさらに高めようと「コリア・ユニークベニュー20選」を選定した。韓国の歴史や文化、そして今、未来を体験できる「ユニークベニュー」でのオーダーメイド型の特別なイベントは、インスピレーションを触発された参加者たちのコミュニケーションを実現し、ビジネス効果を高める。ここでは韓国の11地域から、お勧めする代表的なユニークベニューを紹介する。
三清閣(サムチョンガク)
1972年、大韓民国(韓国)と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の南北代表団の晩餐のために建立され、国賓の接待や政治的な会談に使われてきた由緒ある「三清閣」。悠久の歴史の中で韓国を見守ってきた森が囲む韓屋スタイルの建物。三清閣に身を置けば、緑の香りや小川のせせらぎ、遠くから聞こえる寺院の風鈴の音に身も心も癒される、ソウルには珍しい空間を提供する三清閣では、手入れの行き
届いた庭園の貸切も可能で、最大250人のガーデンパーティを楽しむこともできる。韓国を訪れる外国人に人気のスポットで、韓国の伝統料理や宮廷料理体験、小規模グループ向けに伝統茶礼体験も用意されている。