月刊「MICEJAPAN」

2018年7月号
IMEX Frankfurtレポート

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IMEX Frankfurtは、毎年5月にドイツのメッセフランクフルトを会場に開催されるミーティング産業のイベントです。今年は5月15日~ 17日、主に8・9ホールを使用して開催されました。出展者数は150ヵ国3,500人、来場者は約9,000人を数える大規模な総合コンベンションです。3日間の商談
数は65,000件と言われています。

ナショナルパビリオンは71ヵ国。日本ではあまり見ることのない、ヨーロッパやアフリカ・中東などのパビリオンが目をひきました。今年は「Personalize」、「Sustainability」といったwordがブースのコピーなどに多く使用されており、全体的に自然をイメージさせるデザインのブースが多かったように思います。大自然を観光資源として打ち出すのが、デスティネーション選びにおけるヨーロッパMICE 業界のトレンドなのではないでしょうか。

また、MICEなのかBusiness Eventなのか?という議論がありますが、やはりヨーロッパではBusiness Event の方が多く使われていたように思います。但し、ヨーロッパの国であってもMICEを使っている国もあり、セミナーのタイトルにもMICEは使われていました。

セミナー

IMEX の特徴の一つは、セミナーやナレッジ共有の機会が非常に多いことでしょう。

15日に開催されたPOLICY FORUMやWTTCのPresident & CEO, Gloria Guevara Manzo氏もスピーチをした基調講演を始めとして、さまざまな規模・時間・スタイルのセミナーやディスカッションの場が作られています。参加者は250以上のプログラムの内容をIMEX専用のアプリで確認しながら、参加するセッションを決めていました。 

13日から関係団体等が主催する教育プログラムが始まっており、14日にはAssociation Day ~ Association Eveningも開催されています。ICCA主催のHappy Hour の様子にも現れていましたが、AssociationとコアPCO、ローカルPCOも含めた国際ネットワークはやはり強固に存在する印象を持ちました。日本の関係者の方々が、このネットワークにもっと大勢参画し積極的に活動する必要があるのではないかと思います。 

内容はIAPCO, SITE, MPI等の業界団体主催のセミナー、マーケティング、ITテクノロジー、ロジスティックスなど実務におけるナレッジ共有、営業手法、顧客対応、ヨガやストレッチなどのヘルスケアセッション等、多岐に渡ります。施行直前だったこともあり、「GDPR」をテーマにしたセミナーが、複数開催されていました。主催者セミナーは以下の10のトラックに分かれており、その他「Sustainability」、「VR」、「Legacy」、「LGBT」、「Security」等のキーワードがタイトルに多く使われていました。

 


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