月刊「MICEJAPAN」

2018年3月号
MICEディスティネーションとしてのグアムの魅力

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グアム政府観光局(GVB)は2017年11月30日(木)~ 12月3日(日)の4日間にわたり、日本~グアム直行便就航50周年を記念して「グアム・メガ・ファム・ツアー」を実施した。今回のメガ・ファム・ツアー招待者は過去最多の387人で、旅行会社が224人、インスタグラマー61人、メディア102人となった。メディアとしてはTV局2社、雑誌社17社、新聞社11社、Webメディア8社、ラジオ局5社、MICE・旅行専門誌4社が参加した。2018年のグアム・プロモーションのタグラインは、Instagramを意識した「#instaGuam(インスタグアム)」で、今回のファムに招待されたインフルエンサーらにグアムの「インスタ映え」スポットを投稿してもらうという狙もある。本誌では、MICE目線でのディスティネーションとしてのグアムの魅力を2号にわたって紹介することにした。今月号では、スペイン広場を利用しての屋外レセプションと各種アクティビティを、次号ではMICEで利用可能なホテルや施設を紹介する。

グアムの産業は観光産業

アメリカ合衆国準州であるグアムは日本から約3時間30分。日本から一番近いアメリカがグアムである。総面積はミクロネシア最大の約550㎢で、淡路島とほぼ同じ大きさになる。首都はハガニアで、19の村があり、最高峰は海抜406mのラムラム山。典型的な海洋性亜熱帯気候の島で、年間を通じて温度変化が少なく、平均気温26℃のサンゴ礁に囲まれた美しい常夏アイランドである。乾季(11~ 5月)と雨期(6~ 10月)があるが、雨期でも連日にわたり雨が降り続けることはなく、スコールの回数が乾季より多くなる程度である。 グアムの先住民はチャモロ人と呼ばれており、全島の人口は約18万人。人種の割合は、チャモロ人が37%、フィリピン人が26%、アジア各国の人々が19%、ミクロネシアからの人々が11%、そしてアメリカ人が7%となっている。

グアム最大の産業は観光産業で、島に年間14億ドルの収入をもたらすほか、1万8,000人の島民に雇用を提供している。この数字は、グアムの年間事業収入の60%、島内の連邦政府以外の職場で働く就労人口の30%以上にあたる。"グアムホテル&レストラン協会"に加盟するホテル数は26で、その総客室数は8,237室。このうちの約90%がオーシャンビューとなっている。 

今から50年前にパンナム便が109人の旅行会社とメディアの人たちを乗せてグアムにやって来たところから日本からグアムへの旅行がスタートしている。50年前の1967年に旅行でやってきた人は全体で4,500人、うち日本人は922人だった。その後、日本からの旅行者は増加を続け、1972年には10万人を超え、1996年には100万人超えを達成している。2016年のデータでは、日本人が745,691人、訪島旅行者全体では過去最高の1,535,410人を記録している。


 


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