グアム政府観光局(GVB)は2017年11月30日( 木) ~12月3日( 日) の4日間にわたり、直行便就航50周年を記念して「グアム・メガ・ファム・ツアー」を実施した。今回のメガ・ファム・ツアー招待者は過去最大の387人で、旅行会社やメディア、インスタグラマーなどのインフルエンサーらが参加した。 グアムへの日本人旅行者数は、北朝鮮問題に端を発した米朝関係悪化の影響を受け、デルタ航空(DL)の成田線運休やユナイテッド航空(UA)の大幅欠航などもあり、来島者は減少傾向となっている。今回のメガ・ファム・ツアーは、就航50周年記念と日本マーケットの回復を目的に実施されたものである。
このたびGVBのネイサン・デナイト局長兼CEOがインタビューに応じてくれた。
北朝鮮対策としてデナイト局長は、「一部のメディア報道が正確でなかったことから、副知事と私が日本の報道機関に対して記者会見を行い、危機水準指標がこれまで危険な水準に達したことがないことを説明しました。さらに、安全性に問題がないことを声明文としてウェブサイトに掲載し、旅行会社などへの理解を求めました」と、グアムはこれまでもそしてこれからも北朝鮮の脅威はないことを強調した。
今回のメガ・ファム・ツアーについては、「今から50年前にパンナム便が109人の旅行会社とメディアの人たちを乗せてグアムにやって来たところから日本からグアムへの旅行がスタートしています。その就航50周年目を記念して今回メガ・ファムを実施しました。この半世紀にわたる日本との絆、そして友好の絆は、大切だと思っています。50年前の1967年は来島者が年間2,200人でしたが、今年は150万人となっています。50年前に旅行会社の方とメディアの方に来ていただかなかったとしたら、ここまでの発展はなかったと思っています。グアム最大の産業が観光で、50年間にわたりグアムへの送客をしていただいた旅行会社とメディアの皆様へ感謝したいと思います」と、メガ・ファム・ツアーの目的を語った。