北海道MICE 誘致推進協議会は、 11月、東京で「北海道MICE商談会」 を開催。ポール・ハガート氏による講 演「Beyond MICE ここが違う! 北海 道」、協議会加盟6都市の紹介、ネッ トワーキング商談会から構成された 「北海道MICE商談会」は、35団体57 名の参加者でにぎわった。ここでは、 多くのMICE関係者から支持される北 海道の魅力を紹介する。
ポール・ハガート 氏
MICEコンサルタント NPO法人コンベンション札幌ネットワーク 理事
本日のテーマにある「Beyond MICE」。「これまで以上の、期待以上のMICEが北海道にはある」、つまりそれぞれの開催目的を達成できるMICEデスティネーションへと成長した北海道をご紹介したいと思います。
まず初めに新たなステージを迎えている「MICE」についてお話しいたします。世界中の企業を支える若い世代は、テクノロジーと共に育ってきた人たちです。この世代を顧客としてとらえるには、クリエイティビティとイマジネーションがキーワードとなります。つまり創造力と想像力を駆使し、興味深い、他では体験ができないMICEを提供することが肝要です。MICE主催者の背景に「ビジネス」がしっかりあるように、開催地にも「ビジネス」を意識した、地域へのレガシー効果を生み出す、MICEは次のステージに移行しています。
ここで、世界のMICEトレンドとともに、北海道の現状紹介します。まずは、これからのMICEには、必要不可欠な要素「テクノロジー、イノベーション体験」です。アメリカでは首下げのパスにあるタグに参加者のパーソナルデータが収納され、紙の名刺を交換しなくてもデータでより深い情報を交換し合っているのです。先程お話ししましたが、若い世代にはテクノロジーは必須で、せっかく日本に来るのであれば、日本らしい新しいテクノロジーに触れたいと考えています。
次に、素晴らしい「食」の体験が重要です。「味」だけでなく、見せ方やサービス、演出や施設など、さまざまな要素が「食」という一文字に盛り込まれています。