月刊「MICEJAPAN」

2017年11月号
常夏の楽園・グアムでのMICE 安心で高品質、絶好な環境を整備

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海外MICEレポート岡 雅夫 (本誌シニアアドバイザー)

常夏の楽園グアムは、日本からわずか3時間半のアメリカのリゾートである。時差も1時間で大変気楽に楽しめるところである。

6 月29 日 ( 木) ~7 月3 日 ( 月) に実施された「ハファ・デイ・グアム・スタディ・ツアー2017」は、グアム政府観光局がティーウェイ航空、日本航空、ユナイテッド航空の協力を得て実施した研修ツアーだ。期間中、MICE・団体旅行および商品造成に役立つグアムの資源を活用したアイディア、新しい魅力的なグアムを体験する。自由視察では個人的にレンタカーで何か新たな発見はないかと探索を行った。筆者は初のグアム訪問であるため見るもの全てが新鮮に見えたわけだが、一般観光で支持されるグアムはMICEの観点からも整備されたデスティネーションであった。

今回のミッションには日本から旅行業を中心に84名が全国各地から集結した。宿泊ホテルも9ヵ所に分かれ運営にはご苦労もあったと思うが、スムーズな運営はMICEイベントの受け入れ、実行力を忍ばせる。さらにデスティネーションの話題性を高めるキャンペーンなどきめ細かな対応がデスティネーションの価値を押し上げている。その一つとして、今回の研修ツアーでは、旅行会社からの参加者は、出発前にグアム政府観光局のFacebookかインスタグラムに登録し、「やりたかったんだな、これっ。」キャンペーンの「あなたがやりたいこと」の画像を、自身のFacebookかインスタグラムにハッシュタグ「♯グアムHAST」をつけてコメント欄にやりたいことを投稿する。SNSの活用は、今後、MICE分野においても注目される活動である。加えて日本人あるいは日本語対応ができる現地スタッフが多く、英語が苦手でも全く困らないと言って差し支えない。言葉のストレスのない環境は、MICE開催のハードルを確実に下げている。

米国に短期商用・観光等の90日以内の滞在目的で旅行する場合(米国における乗り継ぎ含む)は、査証(ビザ)は免除されているが、米国行きの航空機や船に搭乗する前にオンラインで渡航認証を受けなければならない。グアムへの入国ではESTA(電子渡航認証システム/ Electronic System for TravelAuthorization)を取得することで入国審査がスムーズに行える専用レーンが設置され、空港でよく見かける入国審査待ちの長蛇の列がかなり緩和されている。さらにESTA取得後2回目以降の渡航の場合、APC(自動入国審査端末)というマシンによりさらにスピーディーな入国審査が実現。グアム国際空港では、昨年7月より稼働している。LCCの就航などで混みあう時間帯には有効な手段であり、入国者の負担も軽減される。

 


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