IT&CM Asia( Incentive Travel & Conventions, MeetingsAsia)と同時開催のCTW Asia-Pacifi c( Corporate TravelWorld Asia-Pacifi c)は、TTG Mediaというシンガポールの旅行関連の出版社が主催し、TCEB(Thai Convention& Exhibition Bureau)が共催(英語の名称は「StrategicPartner」)しています。今年の会期は9月26日( 火) ~28日(木) の3日間。IT&CMAは25回目、CTW Asia-Pacifi cは20回目ということで、ビジュアル面でもメモリアルを意識したイベントとなっていました。会場はバンコクの中心地にあるBangkok Convention Centre at Central World。伊勢丹も入る巨大なショッピングモールの22階と23階がコンベンションセンター、23階より上にホテルが入っています。
構成は展示会(バイヤーとセラーの商談会)、カンファレンス、ネットワーキングイベントの3つのファンクションを中心に展開する総合コンベンションです。シンガポールの主催者がタイで開催するという、いわゆるグローバルイベントとしても大変興味深いこのコンベンションについてレポートします。
展示会
展示面積が対前年比43%増という展示会は、6,000㎡の会場に、17ヵ国・地域がパビリオンを形成し、出展者は1社ずつ仕切られた商談ブースでバイヤーを待ち受けています。出展しているのは、各国のホテルやスパ、旅行会社、航空会社、PCO、DMCやコンベンションビューローなど299社・団体。一方バイヤーは、48か国・地域からインセンティブや企業ミーティングの主催者、トラベルマネジメント会社、ミーティングプランナー、旅行代理店等438名が参加。56%がアジアパシフィック、44%はヨーロッパを中心としたその他の地域から参加していました。全体の65%が新規のバイヤーだったこともあり、終日1セッション20分間の商談が各ブースで活発に行われていました。出展者からは「主催者がかなり積極的にバイヤーを集めたようだ。」との感想が聞かれました。とりわけタイは、巨大なパビリオンを形成、100か所以上の商談ブースは壮観で終日バイヤーで賑わっていました。