アジア展示会&コンベンション団体
連合会のAFECA(Asian Federation of Exhibition & Convention Associations
/ Walter Yeh会長) は、2017年9月5日
(火)~7日( 木)の3日間にわたり「2017
年AFECA総会」を台湾の高雄エキシビ
ションセンター(Kaohsiung Exhibition Center) で開催した。AFECAは、2004
年9月にアジアの展示会関連協会7団体
(日本、シンガポール、台湾、フイリピン、
マレーシア、インドネシア、中国)が提
唱し、2015年1月にシンガポールで組織
された団体である。年次総会は今回で
12回目となる。
今回の総会にあたって日本の(一社)
日本ディスプレイ業団体連合会(日デ
連)がスポンサー協力したほか、大阪デ
ィスプレイ協同組合 (ODA) の役員らが
参加した。総会は、役員会、第12回年
次総会、AFECAとIAEEのジョイント
ミーティング、アワード授賞式&ガラ
ディナーなどが行われたほか、アジア
域内の展示会コンベンション専攻の大
学生らによるコンペテイション"MICE TOUTH CHALLENGE"も前回通り実
施された。
AFECA年次総会が高雄で開催され
るのは初めてで、総会冒頭でウォルタ
ー・イェ(Walter Yeh)AFECA会長
は、総会参加者と運営・会場設営など
に尽力した台湾貿易センター(Taiwan External Trade Development Council=TAITRA)に対して謝辞を述べた。
総会では、中国・アモイで行われた前回の2016年総会時の役員会の審議内容が全会一致で承認され、会計報告では各国からの加盟会員が増えたことにより健全な財政状態にあることが報告された。年間の活動報告ではウォルター・イェ会長が関連団体、展示会場などとの連携に尽力する模様が紹介された。
IAEE(国際展示イベント協会)とAFECAによるジョイントミーティングも初の試みで、IAEEからは次期会長のダニエル・マッキノン氏が登壇し、アメリカの展示会の現状や取り組みが紹介された。
今回3回目となる大学生らによる"MICE TOUTH CHALLENGE"には、香港2チーム、日本1チーム、マカオ2チーム、マレーシア2チーム、シンガポール1チーム、タイ1チーム、台湾2チームが出場。日本からは昨年に引き続き関西大学チームが出場した。回を重ねるにつれ各校ともにプレゼンテーションのレベルが向上しており、学生たちが自国の魅力を工夫を凝らしてアピールする姿が印象的だった。熱戦の結果、テイラー・ユニバーシティ(マレーシア)が1位、チーリー・ユニバーシティ(台湾)、香港ポリテク・ユニバーシティ(香港)が同率で2位となった。