月刊「MICEJAPAN」

2017年10月号
沖縄MICEネットワーク設立総会・記念シンポジウム ②

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パネルディスカッション 「沖縄の未来を描くMICE」

パネリスト
MPI Japan Chapter名誉会長 /(株)Finesse Hospitality Management 代表取締役 山本 牧子 氏
(一社)日本コンベンション協会 業務執行理事 /(株)コンベックス 代表取締役 坂井 太郎 氏
(一社)日本展示会協会 会長補佐 /リード エグジビション ジャパン(株)常務取締役管理本部/
広報本部本部長 田中 嘉一 氏
(一社)日本旅行業協会 沖縄支部 副支部長 /(株)JTB沖縄 代表取締役社長 杉本 健次 氏
(一財)沖縄観光コンベンションビューロー 会長 平良 朝敬 氏
ファシリテーター
国立大学法人 琉球大学 観光産業科学部 教授 下地 芳郎 氏

下地
 本日は「沖縄の未来を描くMICE」をどのように構築していくのかを、パネリストの皆さんからお話をいただきながら、会場にお集りの皆さんとこれからの沖縄MICEのあり方について考えてまいりたいと思います。

山本 ダラスに本部を置くMPIは、17,000人の会員を擁するMICE業界世界最大級の国際非営利団体で、エデュケーション、ネットワーク、ビジネスエクスチェンジを理念として掲げています。現在、世界24ヵ国に90のチャプター・クラブを持ち、会員の約半数がMICEを主催/企画・運営するプランナーです。そのうち33%がMICEをグローバル展開し、17%がアジア展開。こうしたMPI会員の購買力は約3,000億円とも試算されています。
 私自身はホテルでMICE経験を積んだ後、外資系金融機関でイベントプランナーを務め、今年、インディペンドイベントプランナーとして起業し、外資系企業のBto Bイベントをサポートしています。本日はこうした経験をもとに、プランナーの視点でお話をさせていただきたいと考えています。

坂井 MICEを業とする230社が加盟する日本コンベンション協会は、日本におけるMICEの振興、会員企業の発展を目的に活動を行っています。私は1987年、沖縄コンベンションセンター開所記念の「第42回アジア・太平洋国会議員連合会議」の運営を担当しました。PCOは誘致から準備、当日の設営・運営、終了後の事務処理まで行いますが、すでに40年以上の経歴となりました。

田中 展示会の開催には、展示会を企画する「主催者」、開催する場所である「展示会場」、そしてブース施工を行う装飾会社、マンパワー派遣会社、清掃や電気工事など多様な「支援企業」の3者の協働が必要です。この3者、約300社加盟する日本展示会協会は、今年50周年を迎えます。私は会長補佐、
並びに国内広報委員として、展示会の啓発活動を行っています。
 一方、私が所属するリード エグジビション ジャパンは、展示会をゼロの状態から企画し、世界中から出展社・来場者を集めて展示会を開催する「主催者」です。現在、年間173本の見本市を開催。私は入社後、国際メガネ展を担当しました。世界中からメガネのフレームやレンズのメーカーを出展社として集め、出展社の顧客になる販売店を国内外から集めて「市場(いちば)」つくる。これが我々、主催者の仕事です。本日は、沖縄振興のカギとなる展示会へのご理解を促進できるよう努めたいと思います。

杉本 日本旅行業協会はツーリズムによる新たな文化・価値創造、環境保全への努力を通じ、持続的な経済発展と友好・平和な社会実現をめざしています。私自身は京都で観光審議会の委員やコンベンションビューローの理事、商工会議所の観光産業特別委員会の副委員長を務めてまいりました。本日はMICEの誘致にも携わってきた経験をもとに、知見を発表させていただきたいと思います。

平良 沖縄MICEネットワークの事務局も務めさせていただく沖縄観光コンベンションビューローを代表して、事業者の視点で参加させていただきます。どうぞよろしくお願いします。

 


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